スマホ依存とは?
手軽にネットから調べ物ができる便利さ、家族や友人とすぐにつながれる安心感など、手のひらであらゆることが完結できて若者だけでなく、あらゆる世代で保有率が高くなってきたスマートフォン。その一方で、スマホの使い過ぎによる生活の乱れ、学力低下など、実生活への影響が出ているにもかかわらず、自分の意志ではやめられない、手元にないと落ち着かないなど、精神的な依存状態にあることを俗にスマホ依存といい、問題にもなっています。
スマホ依存チェック
- 返信が来ないと気になる、頻繁にチェックしてしまう
- スマホが手元にないと落ち着かない
- スマホが鳴ったり光った気がしたことがある
- お風呂にスマホを持ち込む
- 人と話していてもスマホをチェックしてしまう
- よくスマホを見ながら寝落ちする
- 起きたらすぐスマホをチェックする
- なにかの作業途中に通知があってもスマホをすぐ見る
- 財布よりスマホの方が落としたくない
- 予備のバッテリーが欠かせない
自身の行動をチェックしてみて、これらに該当する項目が多いようであれば、スマホへの依存度が高い可能性があります。
SNS依存
スマホ依存の中でも、とくに問題になりやすいのがSNS依存です。Instagramなどの更新こそが、生活の中で自分の最重要事項になってしまってはいませんか? SNS用の写真を撮るために危険な場所に立ち行ったり、インスタ映えする食べ物を買って撮影したあとに破棄したり、人に迷惑をかけたりなどが大きな問題にもなりました。
さらに投稿した内容にどれだけ「いいね!」やコメントがつくかを気にしすぎて、スマホを手放せなくなったり、自分以外の人と楽しそうな投稿をする友人のSNSを見てショックを受けるなども多く、SNS疲れから「うつ」状態に陥ることも懸念されます。
こういったSNS依存、そしてSNS疲れを起こしていたら、まずはいったん落ち着きましょう。投稿への反応が気になりすぎて疲れてしまうなら、SNSをやめてみましょう。自分の気持ちに余裕のあるときにまた再開することをおすすめします。他人の目を気にしたり、友人のペースに合わせるのではなく、まずは自分のペースで。
子どもの依存には注意
勉強や食事中もいつもスマホが気になる、歩いている時もスマホから目が離せない、そんな依存傾向のある子どもが増えているといいます。スマホは友人や家族との連絡手段でもあることから、簡単には手放せず、依存を自覚していたとしても、自分のそばにあるのでついつい使いすぎから抜け出せない悪循環が起こります。
子どもは自分の欲望をコントロールしきれず、未熟です。好奇心も旺盛で一度火が点くと熱中し続けてしまうこともあります。やるべきことをほったらかしてスマホに依存してしまうことで、学力が低下したり、生活リズムが乱れていくことも。ひどい場合は不登校やうつ病などに陥るケースもあり、保護者がしっかりと見守ることが大切です。