知って得する豆知識!肌の老化を防止するポリフェノールを効率よく摂取するなら「ブドウ」?「リンゴ」?

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 【老けないのはどっち?】「ブドウ」VS「リンゴ」肌の老化を防止する効果が高いのは?

2021.05.30

自分の顔を鏡で見たときに、「以前よりも小じわが目立つようになった」「肌のハリや弾力がなくなった」など、ふとしたときに老いを感じるもの。ありのままを受け入れ、今の自分も好きだけれど、いつまでも若々しくありたいと願うのもまた本音……。 老けないカラダ作りには内側からのケアとなる“食生活”が大切ですが、どのような食事を選択するとよいのか、意外と知らない方も多いのではないでしょうか? そこで、管理栄養士でスポーツ健康科学博士の新生暁子さんに「正しい食事の選び方」を学びます。 「カラダにいいのはどっち?」なのか、クイズ形式でお届けします。

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おやつがわりに食べたいフルーツ対決! 「ブドウ」VS「リンゴ」老けないのはどっち?

ぶどうイメージ写真出典:www.photo-ac.com

 

りんごイメージ写真
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美容や健康のために、意識的にフルーツを摂取している方も多いと思います。
食後のデザートや、おやつがわりに食べて栄養補給したいですよね。
スーパーで「どのフルーツを買おうかな……?」と迷ったところで、クイズです。
「ブドウ」と「リンゴ」では、どちらが若々しさをキープする役割をもっているでしょうか?

 

正解は……

老けないカラダ作りための選択の正解は、「リンゴ」です!


ポリフェノールを豊富に含むイメージがある、赤ワインの原料「ブドウ」に軍配があがると思いきや、「リンゴ」の勝利です。
勝敗のカギになるのは、アンチエイジングに効果的とされる“ポリフェノール”。
「ブドウ」と「リンゴ」どちらもポリフェノールを含んでいますが、リンゴのポリフェノールの抗酸化力のほうが強力です。
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昔から「リンゴが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるように、リンゴにはカラダにうれしい栄養素がたっぷり! 抗酸化作用のあるリンゴポリフェノールをはじめ、食物繊維やカリウムなどを含んでいます。出典:www.photo-ac.com

「ポリフェノール」の働きとは? 身近な食品でカラダの内側から美しく

ポリフェノールは、第7の栄養素として注目されているファイトケミカルの一種です。色の濃い果物や野菜などの皮や種に多く含まれる色素や苦みの成分で、高い抗酸化作用をもつ代表的な栄養成分として知られています。
ポリフェノールがもつ働きは、体内の活性酸素を除去すること。
細胞膜で抗酸化効果を発揮するため、細胞が元気に! 肌のシミやシワなどを軽減し、老けないカラダ作りのサポートをする役割をもっています。
またポリフェノールは、大豆製品やごま、そばやフルーツなど、身近な食品にも豊富に含まれています。そのため、食事の品数を多くするだけでも意外と簡単に摂取することができるのです。

毎日の生活に手軽に取り入れる方法は、お酒を飲むときや食後の1杯に、ポリフェノールを豊富に含むドリンクを選ぶこと。若々しさをキープするなら、賢く選ぶ習慣をつけておくとよいでしょう。

ポリフェノールを豊富に含むドリンク

カテキンイメージ写真出典:www.photo-ac.com

1:ワイン、ブルーベリーなどのベリー類:「アントシアニン」
赤ワインは、カテキン、フラボノイド、アントシアニンなど、ブドウの皮に含まれる多種類のポリフェノールが摂れるドリンクです。肌あれやシミの原因となる活性酸素を除去し、女性にうれしい効果が期待できます。

2:緑茶:「カテキン」
緑茶に含まれる多くのポリフェノールの中で、最も多いのがカテキン。抗酸化作用のほかにも、免疫力をアップさせ、コレステロール値を下げる効果も。

3:ココア、チョコレート:「カカオマスポリフェノール」
ココアやチョコレートに含まれるカカオマスポリフェノールは、活性酸素を抑えて肌の老化を防止する役割をもっています。シワやたるみが気になる方は意識して摂りたいところ。

4:コーヒー:「クロロゲン酸」
コーヒーのクロロゲン酸、カテキンは高い抗酸化作用があるポリフェノールの一種。脳を活性化するといわれるトリゴネリンも含まれているので、仕事の合間のリフレッシュタイムにも最適です。

「ポリフェノール」には300を超える種類があります。
ほんの少し意識するだけで、美容に役立てることができますよ。

教えてくれたのは 新生暁子さん

新生暁子さん管理栄養士、博士(スポーツ健康科学)、日本スポーツ協会 公認スポーツ栄養士。

マラソンの高橋尚子氏率いる「チームQ」に栄養・調理担当として加わり、日米合宿に帯同、食事全般をサポート。「チームQ」解散後はフリーとして活動。ラグビーやサッカーなどのアスリートへの栄養・食事のサポートや、スポーツ栄養の啓発に力を入れる傍ら、子どもや親御さんなど幅広い年代に、食と健康に関する情報を発信している。15年からは東京健康科学専門学校栄養士科の講師に着任。

参考文献:セブン&アイ出版 新生暁子『カラダにいいのはどっち?』

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著者

shukana

shukana

小学生、幼稚園児の男の子のママ。出産前まで紳士服業界に携わり、TES(繊維製品品質管理士)の資格を取得。 暮らしをより楽しく、よりラクに過ごすための方法を日々模索中です。

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