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「疲れてるのに眠れない…」原因はホルモンバランス!?医師が教える今日からぐっすり眠れる「熟睡法」

心と体

 「疲れてるのに眠れない」原因はホルモンバランス!?医師が教える今日からぐっすり眠れる「熟睡法」

2021.05.21

「仕事を終えて疲れているのに、寝付けない」、「しっかり睡眠時間を確保したはずなのに、翌日も疲れが残っている」、「心が疲れきっていて、休みたいのに眠れない」。こんな悩みを抱えてはいませんか? からだや心は疲れているのに、ぐっすり眠れないという方は意外と多いのです。今回はそんな方々の不眠の原因と、熟睡できる方法を紹介します。

疲れているのに寝付けない、ぐっすり眠れない……原因はホルモンバランスの乱れかも

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不眠の原因はさまざまですが、複数の原因が絡み合って眠れないことが多いとされています。

たとえば、喘息や気管支炎などによる息苦しさ、心臓病による胸苦しさなどによる身体的な理由や、ストレスやうつといった心の疲れからくる精神的な理由、または眠る前の行動や寝ている部屋の環境など、色々な原因が考えられます。

とくに、40代女性の多くが経験しやすい、女性ホルモンバランスの乱れも不眠になりやすいといわれます。ホルモンバランスが乱れると、ほてりや発汗といった血管運動神経症状が夜間に起こることで、睡眠が妨げられることが考えられています。

また、プロゲステロンやエストロゲンの生産減少が関連すると、睡眠呼吸障害のリスクが高まり、眠りが浅くなる傾向にあるといわれます。

疲れをとって、ぐっすり眠るためのセルフケア

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からだや心の疲れをとってぐっすり眠るため、自分でできるセルフケアをいくつかご紹介します。

体内時計を調整しよう!

人間には体内時計が備わっており、体内時計は24時間よりも長い周期といわれています。体内時計をリセットするためには朝、起床後に朝食をとること、陽の光を浴びることなどが有効です。

また、光を浴びてから約14時間後以降に眠気が生じるとされており、朝しっかり起きること、そして夜は就寝にむけて光を浴びすぎない、カフェインをとらないようにするといったことも大切です。

ストレス解消法を作ろう!

ストレスは熟睡したい人にとって大敵です。自分なりのストレス解消法を見つけて、自分の感情を解放できるようにしておくといいでしょう。

たとえば、大好物の美味しいものを食べたり、映画を見たり本を読んで笑ったり泣いたり、運動をしたりするなど、自分をいたわる方法を見つけておきましょう。

眠りやすい環境にしよう!

眠りやすい環境や、心地よく眠るための環境を作ることは大切です。就寝の概ね4時間前からはカフェイン摂取を控えたり温度・湿度・寝具・パジャマを見直したりして、自分の心地よい寝室環境を作りましょう。
また、就寝前にテレビやスマートフォンなどの音・光による刺激をあびないようにするなど調整しましょう。

漢方で体質改善をめざそう

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「不眠に悩まない体質をめざしたい」、そんな方には漢方薬がおすすめです。自然由来の漢方薬は「不眠」のさまざまな症状に効果が認められています。
また、不調の多くは、心身のバランスが乱れてしまったために起こるものです。漢方薬なら、からだの内側からバランスをうまく調整し、体質から理想的な健康をめざせるでしょう。
不調の改善のためにバランスの取れた食生活や運動習慣を継続するのは大変という方でも、漢方薬なら症状や体質に合うものを飲むだけなので、手軽に毎日続けられそうですよね。
さっそく始めてみたいと感じた方のために、以下に不眠の症状に悩む方におすすめの漢方薬をご紹介します。

<不眠に悩む方におすすめの漢方薬>

  • 帰脾湯(きひとう) 寝つきが悪く、就寝中に何度も目が覚めたり、日中も常に眠いという方におすすめです。

  • 加味逍遥散(かみしょうようさん) ストレスによる不眠を抱え、考えごとでイライラや不安感がある方や、更年期症状のような不定愁訴がある方におすすめです。

  • 酸棗仁湯(さんそうにんとう) 体力がおちていて疲労しているにもかかわらず、眼が冴えて眠れないという方におすすめです。

    ただ、からだにやさしい漢方薬とはいえ、自分の体質に合っていなければ、良い効果が見込めないだけでなく副作用がおこることもあります。自分に合う漢方薬を見つけるためにも、購入時には、できる限り漢方に詳しい医師、薬剤師等にご相談ください。

    お手頃価格で不調を改善したい、という方にはスマホで気軽に薬剤師に相談できる「あんしん漢方」のような新しいサービスもおすすめです。AI(人工知能)を活用し、漢方のプロが効く漢方を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が話題です。  

体調を整え、心地よく眠ろう

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適切な睡眠時間は個人によって異なります。昼間に眠気で困らなければ、十分に睡眠がとれているといえます。眠気を感じないときは無理に眠ろうとせず、一度ベッドや布団から出てみるのもいいでしょう。我慢して横になっていると、不眠の悪化や熟睡感の減少につながります。

また、睡眠リズムを整えるために、日中はなるべく活動的に過ごしましょう。日中の眠気を我慢できないときは、10~15分程度の仮眠を15時までに済ませるのがおすすめです。

それでも眠れないときは病院を受診し、しかるべき治療を受けましょう。自分に合った睡眠改善の方法を見つけられるといいですね。

著者

木村 眞樹子

木村 眞樹子

医学部を卒業後、循環器内科、内科、睡眠科として臨床に従事。 妊娠、出産を経て、産業医としても活動するなかで、病気にならない身体をつくること、予防医学、未病に関心がうまれ、東洋医学の勉強を始める。 臨床の場でも東洋医学を取り入れることで、治療の幅が広がることを感じ、西洋薬のメリットを活かしつつ漢方の処方も行う。 また、医療機関で患者の病気と向き合うだけでなく、医療に関わる人たちに情報を伝えることの重要性を感じ、webメディアで発信も行なっている。

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