二の腕のぶつぶつ「サメ肌」が隠せない...。自宅でできるカンタン艶肌ケア「3つのポイント」

心と体

2021.08.14

暑い季節に薄着になると気になる「二の腕のぶつぶつ」。長袖の季節には隠すことができるけれど、夏は暑くて長袖は着られず、ぶつぶつが見えてしまいがち……。二の腕のぶつぶつ、ざらざらの症状は俗語で「サメ肌」といわれています。「サメ肌」は二の腕だけではなく、肩、太もも、お尻などに出ることもあります。今回は「サメ肌」の原因と対策について解説します。

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二の腕のぶつぶつ「サメ肌」の原因は?

手

二の腕のぶつぶつは、衣服のこすれや乾燥によっておこることもありますが、以下のような病気の場合もあります。

・毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)
毛穴にある毛包が角化(皮膚が分厚く硬くなった状態)する病気です。毛穴がぶつぶつした状態になります。

・尋常性魚鱗癬(じんじょうせいぎょりんせん)
全身の皮膚が乾燥して硬くなり、魚の「鱗」のようになる病気です。遺伝性があります。

・アトピー性皮膚炎
皮膚のバリア機能の異常によって乾燥、湿疹が慢性的に起こる病気です。

このうち、もっとも多いのは毛孔性苔癬です。毛孔性苔癬は皮膚疾患のひとつではありますが、10代の30~40%ほどの人に症状がみられるため、疾患というよりはよくある皮膚トラブルと考えることもできます。
二の腕以外に、肩や太もも、お尻などもできやすい箇所です。
多くの場合、小学生の頃に発症し、思春期にもっとも症状が強くなり、その後年齢とともに目立ちにくくなります。

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著者

金城 里美

金城 里美

東京大学薬学部卒業後、医師を目指して、東京医科歯科大学医学部に入学。 体、精神とも関わって多様に現れる皮膚の病態に興味を持ち、皮膚科医の道を選ぶ。卒業後、大学病院、総合病院、クリニックでの皮膚科勤務を経て、一般皮膚科から美容皮膚科まで皮膚科領域の診療を幅広く行う。 現在、総合病院の皮膚科常勤医として勤務。3児の母。 皮膚がより良くなることで、その人の毎日がより明るくなることを目指して日々診療を行う。

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