皮にポリフェノールたっぷりのナス
夏野菜の代表ナスの成分はほとんどが水分で、とても低カロリーな食品です。そして特徴的な濃い紫色の皮はポリフェノールがたっぷり。紫外線の強い夏に特に大切な抗酸化作用が期待できるので、できればむかずに皮ごと食べたいですね。
そんなナスの皮をうなぎの皮に見立て、たれで蒲焼きにすると、まるで本物のうなぎのように仕上がります。味も食感も柔らかでホクホク。うなぎの値段が上がっている今、家計の救世主となる蒲焼きです。
今回は電子レンジでラップも無駄にしない、フライパンひとつでのエコな調理法でご紹介します。
ナスの蒲焼き(調理時間:15分)
材料(2人分)
・長なす……2本※
(普通のナスでもOK)
・小麦粉……適量
・水……1カップ
・サラダ油……大さじ1
・山椒……適量
(たれ)
・しょうゆ……大さじ2
・みりん……大さじ2
・酒……大さじ2
・砂糖……大さじ1
※長ナスをふたつに切ると、うなぎの胴体と尾の部分のようになるので、うなぎの雰囲気度がアップします。
作り方
1. 水を沸かしたフライパンにヘタを取ったナスを入れ、フタをして中火で4〜5分ほど、ナスが柔らかくなるまで蒸します。 (途中で一度ひっくり返します)
2. 蒸したナスを包丁で半分に切り、包丁を縦に何度も入れて裂きながら、うなぎの表面のような感じに広げていきます。
3. ナスの内側に茶こし等で小麦粉をよく振ります。お湯を捨て水分をふいたフライパンで油を温め、ナスを内面から焼きます。
4. 両面こんがり焼いたら一度ナスを取り出し、たれを入れて軽く煮立たせます。再びナスを入れ、スプーン等でたれをナスにかけながら煮詰めたら皿に盛り、残りのタレと山椒をかけます。
うなぎ嫌いでも食べられる蒲焼き
たれを少し煮立たせてとろみをつけてからナスを煮ると、たれが染み込み過ぎず、ちょうどよい濃さに調整できます。できあがった蒲焼きに山椒を振り、目を閉じて食べると、まるで本物のうなぎのような風味にびっくりです。うなぎが嫌いな人でも食べられる、うなぎ風のナスの蒲焼き。ぜひお試しください。