もはや「うなぎ」にしか見えない…。味もお値段もびっくりの「フライパンで作る蒲焼き」

料理・グルメ

2024.07.30

夏野菜のナスを蒲焼きにすると、まるでうなぎのそれのようにおいしく変身します。柔らかな味と食感に、本物と間違う人もいるほどです。ナスと家にある調味料があればできるお手軽蒲焼きをご紹介します。

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皮にポリフェノールたっぷりのナス

ザルの上のナス出典:www.photo-ac.com

夏野菜の代表ナスの成分はほとんどが水分で、とても低カロリーな食品です。そして特徴的な濃い紫色の皮はポリフェノールがたっぷり。紫外線の強い夏に特に大切な抗酸化作用が期待できるので、できればむかずに皮ごと食べたいですね。

そんなナスの皮をうなぎの皮に見立て、たれで蒲焼きにすると、まるで本物のうなぎのように仕上がります。味も食感も柔らかでホクホク。うなぎの値段が上がっている今、家計の救世主となる蒲焼きです。

今回は電子レンジでラップも無駄にしない、フライパンひとつでのエコな調理法でご紹介します。

ナスの蒲焼き(調理時間:15分)

ナスの蒲焼き

材料(2人分)

・長なす……2本※
   (普通のナスでもOK)
・小麦粉……適量
・水……1カップ
・サラダ油……大さじ1
・山椒……適量

(たれ)
・しょうゆ……大さじ2
・みりん……大さじ2
・酒……大さじ2
・砂糖……大さじ1

※長ナスをふたつに切ると、うなぎの胴体と尾の部分のようになるので、うなぎの雰囲気度がアップします。

作り方

1. 水を沸かしたフライパンにヘタを取ったナスを入れ、フタをして中火で4〜5分ほど、ナスが柔らかくなるまで蒸します。  (途中で一度ひっくり返します)

ナスをフライパンで蒸す

2. 蒸したナスを包丁で半分に切り、包丁を縦に何度も入れて裂きながら、うなぎの表面のような感じに広げていきます。

ナスのカット

3. ナスの内側に茶こし等で小麦粉をよく振ります。お湯を捨て水分をふいたフライパンで油を温め、ナスを内面から焼きます。

ナスに粉を振る

4. 両面こんがり焼いたら一度ナスを取り出し、たれを入れて軽く煮立たせます。再びナスを入れ、スプーン等でたれをナスにかけながら煮詰めたら皿に盛り、残りのタレと山椒をかけます。

ナスの蒲焼きの焼き方

うなぎ嫌いでも食べられる蒲焼き

たれを少し煮立たせてとろみをつけてからナスを煮ると、たれが染み込み過ぎず、ちょうどよい濃さに調整できます。できあがった蒲焼きに山椒を振り、目を閉じて食べると、まるで本物のうなぎのような風味にびっくりです。うなぎが嫌いな人でも食べられる、うなぎ風のナスの蒲焼き。ぜひお試しください。

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著者

山田 直

山田 直

神奈川の写真学校卒業後、作家活動をしながら横浜でホテルサービス勤務。3.11の地震を契機に仕事を辞め、ヨガとマクロビオテックを学ぶ。 後に、オーガニックレストランのキッチンに入り、重ね煮と出会う。その野菜の美味しさに深く感動。学びを深める。 現在は、東京、横浜、湘南エリアにてヨガ講師の仕事ヨガをメインに活動し、イベント、WSにて、重ね煮やオーガニックの料理を伝えている。

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