「クエン酸」が使えない“3つのNG掃除場所”「え?ダメだったんだ…」「劣化するかも」

家のこと

2024.12.13

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。水に溶けやすく扱いやすい、水アカをはじめとするアルカリ性の汚れ落としに便利な「クエン酸」。しかし、家中の掃除に使えるわけではありません。ここでは、じつは使えない「クエン酸のNGな掃除場所」をご紹介します。

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NGその1.水洗いできない場所・もの

天然木のテーブル出典:stock.adobe.com

クエン酸は天然成分を使用したナチュラルなものですが、洗浄パワーの強い酸性洗剤です。そのため、お手入れ後にはしっかりと水ですすぎ、洗い流す必要があります。
水拭きできない、水洗いできない素材に使うと、確実に洗い残しが生じるため使用できません。クエン酸が残ると、素材が傷んだり劣化したりする恐れがあります。
天然木のテーブルやフローリングなど、水濡れ厳禁の場所のお手入れは避けましょう。

NGその2.ひどい油汚れ

コンロの油汚れ出典:stock.adobe.com

クエン酸が使えないというよりは、あまり効果が得られない汚れが油です。クエン酸は酸性なので、同じ酸性の油汚れの掃除に使っても汚れ落ちはいまいち。クエン酸を使っても中和しないため、頑固なコゲや油には歯が立たないケースが多いんです。
油汚れの掃除に向いているのは「重曹」。クエン酸とは反対にアルカリ性のクリーナーを使うと、中和して汚れを浮かせてくれますよ。

◆キッチン泡ハイターのNG掃除術も読む:じつは使ってはいけない“3つの場所”

NGその3.サビやすい素材

金属製のキッチンツール出典:stock.adobe.com

酸性のクエン酸は、サビとりにも便利。アルカリ性のサビ汚れとクエン酸を合わせると中和され、サビが落ちるしくみです。
しかし、素材によっては注意が必要。サビの除去ができる一方で、アルミや鉄などの金属を溶かす場合があります。
金属類のお手入れをすると、きれいになるどころかサビで劣化する可能性がありますので、クエン酸の使用は避けた方が無難です。

食洗機の使用も注意

クエン酸は食洗機のお手入れにも便利ですが、機種によっては庫内洗浄に使うとサビる場合があります。クエン酸でお手入れする際は、必ず取扱説明書をよく読んでから。クエン酸が使えることを確認のうえ使用してください。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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