NGその1.水洗いできない場所・もの
クエン酸は天然成分を使用したナチュラルなものですが、洗浄パワーの強い酸性洗剤です。そのため、お手入れ後にはしっかりと水ですすぎ、洗い流す必要があります。
水拭きできない、水洗いできない素材に使うと、確実に洗い残しが生じるため使用できません。クエン酸が残ると、素材が傷んだり劣化したりする恐れがあります。
天然木のテーブルやフローリングなど、水濡れ厳禁の場所のお手入れは避けましょう。
NGその2.ひどい油汚れ
クエン酸が使えないというよりは、あまり効果が得られない汚れが油です。クエン酸は酸性なので、同じ酸性の油汚れの掃除に使っても汚れ落ちはいまいち。クエン酸を使っても中和しないため、頑固なコゲや油には歯が立たないケースが多いんです。
油汚れの掃除に向いているのは「重曹」。クエン酸とは反対にアルカリ性のクリーナーを使うと、中和して汚れを浮かせてくれますよ。
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NGその3.サビやすい素材
酸性のクエン酸は、サビとりにも便利。アルカリ性のサビ汚れとクエン酸を合わせると中和され、サビが落ちるしくみです。
しかし、素材によっては注意が必要。サビの除去ができる一方で、アルミや鉄などの金属を溶かす場合があります。
金属類のお手入れをすると、きれいになるどころかサビで劣化する可能性がありますので、クエン酸の使用は避けた方が無難です。
食洗機の使用も注意
クエン酸は食洗機のお手入れにも便利ですが、機種によっては庫内洗浄に使うとサビる場合があります。クエン酸でお手入れする際は、必ず取扱説明書をよく読んでから。クエン酸が使えることを確認のうえ使用してください。