「カビキラー」で掃除できない“お風呂で使用NGな3つの場所”→「知らなかった…」

家のこと

2025.02.17

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。水まわりのカビ取り掃除に便利な「カビキラー」。シュッとスプレーするだけで使える手軽さがある反面、じつは使えない場所は少なくありません。ここでは、お風呂場で注意したい「カビキラーの使用NGな場所」についてご紹介します。

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NGその1.マグネットタイプのお風呂グッズ

マグネットタイプの手おけ・湯おけ

最近は、壁に浮かせて収納できるマグネットタイプのお風呂グッズが人気です。ぬめりや水アカ汚れを防げるため、わたしもニトリのマグネット商品を愛用しています。
メリットが多いマグネットアイテムですが、カビキラーを使えない欠点があるため注意が必要です。塩素系のカビ取り剤でお手入れすると、素材が傷むリスクがあります。
また、小さな傷から薬剤が入り込むと、内部のマグネットが腐食する原因に……。マグネットがついているアイテムに関しては、湯おけ・手おけ・風呂イスどれでも「中性洗剤」を使ってお手入れするのが基本です。カビが生えてしまった場合は、浴室用の中性洗剤で対処しましょう。

◆油汚れをスルスル落とす「アルカリ電解水」:お掃除のプロが使っている“9つの場所”

NGその2.浴槽

浴槽出典:stock.adobe.com

どんなに浴槽の汚れがひどくても、カビキラーを含む塩素系のカビ取り剤は使用できません。汚れは落ちたとしても、浴槽の素材まで劣化する恐れがあります。
カビキラーでお手入れしたがために、浴槽が変色してしまっては元も子もありません。
浴槽に溜まる汚れは、酸性の湯アカとアルカリ性の水アカ汚れがほとんど。どちらも効果的な薬性が異なりますので、どちらの汚れにも使える中性洗剤がおすすめです。

◆人気「ウタマロクリーナー」の掃除術も読む:汚れが落ちる意外と知らない“6つの場所”

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NGその3.エプロン(浴槽のカバー)

浴槽のエプロン裏に生えた黒カビ汚れ

浴槽のエプロンも、掃除をせずに放置すると“隠れ黒カビ”が発生します。しかし、浴槽と同じ素材が使われていることが多いエプロン部分も、カビキラーの使用は控えるべきです。
エプロンの内側に生えた黒カビは、水洗いでしっかり落とした後に浴室用中性洗剤とスポンジでこすり落とすとキレイになりますよ。

カビキラーの「使えない場所」も把握しよう

スプレーするだけで頑固な黒カビが落ちる、パワーのある洗剤だからこそ、使える・使えない場所を知っておくことが大事です。
「間違えて掃除しちゃった……」なんて失敗をしないよう、安易な使用は避けて正しい使い方を再確認しましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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