「納豆」にいれると腸が整う。“発酵食品と乳製品”とは?「腸の動きが乱れやすい冬に」

料理・グルメ

2025.12.25

発酵食品マイスター・スキンケア指導士の坂下莉咲です。冬は気温差や生活リズムの変化によって腸の働きが乱れやすく、体調がゆらぎやすい方も多いのではないでしょうか。こうした時期こそ、発酵食品を意識的に取り入れたいものです。今回は、納豆の発酵のしくみと働きついてまとめます。

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1.どちらも微生物の働きだが、結果が異なる

納豆出典:stock.adobe.com

「発酵」と「腐敗」はいずれも微生物による食品の分解現象ですが、人に有益かどうかで区別されます。
発酵では、微生物の働きによって食品にうま味や香りが生まれ、栄養の吸収性も高まる場合があります。
一方、腐敗は不快なにおいを発し、有害物質を生じることもあるため注意が必要です。
納豆は、大豆に納豆菌(枯草菌)を加えて発酵させた食品で、独特のねばりや香り、うま味はこの発酵によるもの。
保存性や風味が変化したことも、納豆が長く親しまれてきた理由のひとつかもしれません。

2.強い菌が“とどまりながら”コンディションを支える

腸出典:stock.adobe.com

納豆菌は生命力が非常に強く、高温や強い酸にも比較的耐えられるのが特徴です。
胃酸に強いため腸まで届いて働く可能性があるとされ、腸内細菌のバランスによい影響を与え、善玉菌が働きやすい環境づくりをサポートすると考えられています。
また、発酵によって消化・吸収されやすい形に変化することが報告されています。

3.納豆のコクを引き立てる、まろやかアレンジ

クリームチーズ出典:stock.adobe.com

たくあんは伝統的には乳酸発酵によってつくられ、ほどよい塩味とシャキッとした食感が魅力。
発酵食品同士を組み合わせることで風味が引き締まり、納豆との相性も抜群です。
さらにクリームチーズを合わせると、まろやかさとコクが加わり、納豆のうま味を包み込むような一品に。
発酵食品×乳製品の組み合わせは、簡単に作れて満足感も高い“発酵アレンジ”として取り入れやすいのがポイントです。

ごはんにのせても、野菜に添えてもおいしい万能アレンジ。
忙しい日にも作りやすく、冬の食卓で活躍する一皿です。

参考資料:科学の納豆菌とは?

たくあんとクリームチーズの納豆和え

たくあん納豆

材料(2人分) 調理時間10分

納豆(付属のタレ・カラシは使用しない)……2パック
たくあん……4枚(30gほど)
クリームチーズ……20gほど
大葉⋯⋯2枚
ポン酢⋯⋯小さじ1〜小さじ2(お好みで調節してください)

作り方

1 たくあんは角切りにする。

2 大葉は洗ってから刻む。

3 納豆はよく混ぜて粘りを出しておく。

4 ボウルに1のたくあん、2の大葉、3の納豆、クリームチーズ、ポン酢を入れてよく混ぜ合わせる。

ボウルで合わせる

5 器に盛ったらできあがり。

たくあん納豆

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著者

坂下莉咲さんプロフィール

坂下莉咲

身体の中から美容と健康を意識した「1日1発酵食品」を習慣に。 美容業に携わって10年以上。理想の肌へ導くカウンセリングでは、食事などのインナーケアとスキンケアの両面からアドバイス。 科学的根拠のある美容知識をInstagramやTwitterで発信中。 saitaでは腸がよろこぶ簡単レシピをご提案。

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