卵×ほうれん草。とろみでボリュームをアップ!
ほうれん草には葉酸や食物繊維がしっかり含まれ、冬の疲れた腸にもやさしい食材です。とろみがつくことで油を多く使わなくても満足感が出て、忙しい日の一品にぴったり。夕食にも朝食にも合う「新定番おかず」です。

でも、シンプルな材料だからこそ、炒める順番はとっても重要。調味料は合わせておき、手早く炒めていきます。

「ひと手間」を押さえて、間違いなくおいしい一皿にしましょう。
おいしいのひと手間1. ほうれん草は切ってからアク抜き
ほうれん草にはシュウ酸という成分がたくさん含まれています。
下ゆでして取り除くのが理想ですが、忙しいと難しいことも。

そんなときにおすすめの方法が、切ってから水にさらすこと。
ゆでるよりは除去率は少ないものの、切ってから水に5分くらいつけることで、ある程度のシュウ酸が抜けるといわれています。
おいしいのひと手間2. 卵は先に炒める

「卵は先に炒める」のも大切なポイント。
フライパンを熱したら、まずは卵をざっと炒めて。
半熟状態で取り出し、ほうれん草と調味料をなじませた後に加えると、卵のふんわりとした食感がいきてきますよ。
それではここから、作り方をご紹介します。
ほうれん草のとろ玉炒め(調理時間10分)

材料(4人分)
- 卵……4個
- ほうれん草……1束
<調味料>
- 醤油……大さじ1
- みりん……大さじ1
- 鶏ガラスープの素……小さじ1
- 片栗粉……小さじ1
- 水……50ml
<その他>
- 油……大さじ2
作り方
1.ほうれん草は5cmの長さに切り、水に5分さらす。

2.フライパンに油の半量を熱し、溶きほぐした卵を流し入れて半熟卵を作って取り出す。(おいしくなる重要な工程!)

3.フライパンに残りの油を熱し、ほうれん草を入れて塩ひとつまみ(分量外)をふって炒める。

4.ほうれん草がしんなりしたら、合わせ調味料を流し入れて手早く全体を混ぜる。

5.とろみがついたら卵を戻し入れ、全体を炒め合わせる。

冬の新定番、ほうれん草のおいしい食べ方

ほうれん草にからむとろみと、ふんわり柔らかい卵。
ほうれん草ぎらいでも食べやすい一品です。
ごはんにも合い、子どもから大人まで万能に楽しめる、冬の頼れるおかずです。ぜひ試してみてください。
