ぽっこりお腹が凹まない原因
お腹周りがなかなかスッキリしないのは、単なる食べ過ぎや運動不足だけが原因ではありません。以下のような状態に当てはまると、食事制限や運動だけではなかなかお腹は凹んでいきません。さっそくチェックしてみましょう!
- 呼吸をしてもお腹や胸が膨らんでいる気がしない
- 肩や首周りに疲れが溜まりやすい
- 常に猫背である
- 骨盤が歪んでいる(または、そう言われたことがある)
- 身体に浮腫みが溜まっている
- インナーマッスルを使うという感覚がわからない
とくにインナーマッスルはお腹痩せだけでなく、日常生活の歩行をはじめとした動作を根幹からサポートしてくれている重要な筋肉です。インナーマッスルの力を生活の中で最大限発揮できるようになると、自然と痩せていく身体に変化していきます。
では、そもそもお腹周りのインナーマッスルとはどの筋肉のことをいうのでしょうか。
インナーマッスルってなに?
インナーマッスルとはどこの筋肉を指すのか、そこから解説していきます。
私たちの身体の表層部にある筋肉がアウターマッスル、深層部にある筋肉がインナーマッスルです。どちらの筋肉もバランス良く鍛えることでダイエット効果がアップします。
インナーマッスルには内臓や関節を安定させる働き、姿勢を正しく維持する働きなどがあります。また体温を維持してエネルギー消費するための役割も担っているため、基礎代謝をアップして痩せるスピードを上げたい人はインナーマッスルを鍛えるのが近道です。
上の画像でいうと、腹直筋と外腹斜筋はアウターマッスルにあたり、腹横筋と内腹斜筋がインナーマッスルにあたります。今回のエクササイズで狙うのは、「腹直筋の下部」と「腹横筋」です。
インナーマッスルを使っている感覚をつかむ
筋トレやエクササイズ系の動きは、何にも考えずにただやるのと、使うべき筋肉の位置をしっかり意識するのとでは、後者の方が確実に大きな効果を得ることができます。
腹部のインナーマッスルは、腕や足の筋肉に比べて使っている感覚がわからないという人が多数。まずは、この後お伝えするエクササイズを丁寧かつ着実に行い、インナーマッスルを使っている感覚を掴みましょう。
感覚を掴むために重要なのは、次の2点です。
- キツいと感じるべき筋肉の場所を頭に入れながらやる
- 息をできるだけ長く吐きながら足を伸ばす
お腹痩せエクササイズのやり方
今回のエクササイズは筋肉を鍛え上げるというイメージではなく、正しく筋肉が働くようにスイッチを入れるイメージで行なってみてください。
- 仰向けの状態からスタート
- アゴは軽く引いた状態をキープする
- 膝を曲げて胸に近づける
- 次に足を伸ばしていき、踵が床につかないギリギリの位置でキープする
- このとき腰や背骨が床から浮きすぎないように注意する
- 3に戻り、10回繰り返す
ポイント
足を伸ばしていったときに、インナーマッスルにスイッチが入る感覚(お腹周りがツラい・耐えるのがツラい感覚)があるはず。
「何も感じない」「楽々できてしまった」という人は、腰が床から浮いていないかよく確認しましょう。腰や背骨を床にしっかり押し付けるようにしながら足を伸ばすと感覚が掴みやすくなります。
まとめ
インナーマッスルはゆっくりと負荷をかける動きの中で力を発揮します。エクササイズをするときは、勢いに任せず丁寧に行ってみてください。