股関節が硬い原因は“太もも裏のハムストリング”かも。簡単「ハムストリング伸ばしストレッチ」

心と体

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2022.05.15

ハムストリングとは、太腿の裏の筋肉(大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋)の総称です。太腿の裏の筋肉と姿勢や腰痛。場所的に一見関係なさそうですが、実は密接に関係しています。ハムストリングが固いと、骨盤が後傾し、股関節が曲がりにくくなり、その結果猫背やぽっこり下腹の姿勢になってしまいます。さらにこの姿勢のせいで腰痛を引き起こしてしまうのです。ハムストリングを柔らかくすることで姿勢がよくなって腰痛が改善し、さらに筋肉量が多い場所なので基礎代謝が上がり、血行がよくなり、運動のパフォーマンスが向上したり、怪我をしにくくなる、などのメリットがあります。つまりハムストリングを柔らかくするだけで見た目も中身も若返るということ! 早速ストレッチしていきましょう。

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鷺のポーズ

ハムストリングのストレッチの他にも、お尻、ふくらはぎが伸び、腹筋や腸腰筋の強化にも効果的。難しい場合はタオルやストラップを使って。

ハムストリングストレッチイメージ

(1)両足を前に伸ばして座る。

ハムストリングストレッチイメージ

(2)右膝を外側に曲げて、足の甲をマットにつける。

ハムストリングストレッチイメージ

(3)背筋を伸ばし、左膝を立て膝にして、両手で足の裏を掴む。

ハムストリングストレッチイメージ

(4)吐く息でゆっくり左膝を伸ばし、かかとを前に押し出すようにする。ここでゆっくり5回ほど深い呼吸を繰り返す。反対側も同様に。

ハムストリングストレッチイメージ

*背中が丸まってしまうようなら膝は少し曲げてもOK。もしくは足の裏を掴む代わりにタオルなどを引っ掛けて行うといいでしょう。

ハーフスプリット

ハムストリングのストレッチ、骨盤の位置改善による姿勢改善、むくみや足の疲れの改善に。

ハムストリングを伸ばすイメージ

(1)四つん這いの姿勢をとる。足の指先は立てても寝かせてもOK。

ハムストリングストレッチイメージ

(2)右足を右手の内側に出す。

ハムストリングストレッチイメージ

(3)お尻を後ろに引いて、右足の膝を伸ばす。吐きながら右足の指を上に上げ、かかとを前に押し出し、背筋を伸ばす。

椅子に座ってハムストリングを伸ばすストレッチ

オフィスでもできる、椅子を使ったストレッチです。

ハムストリングを伸ばすイメージ

(1)椅子に浅く座る。

ハムストリングストレッチイメージ

(2)左足を前に出し、かかとを押し出す。

(3)吐く息でゆっくり前屈する。

(4)ポーズを10〜15秒ホールドし、5〜6セット繰り返す。反対側も同様に。

ハムストリングという言葉を聞いたことがあっても場所や役割が分からず、意識してストレッチをしていなかったという人。ハムストリングを柔軟に保つだけで多くのメリットが得られ、見た目も若返ります。今日から早速ストレッチを始めてアンチエイジング対策、始めませんか?

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著者

Shiko

Shiko

カナダ、バンクーバーと日本でやんちゃな息子達と旦那と一緒に暮らしています。 音楽、ヨガ、アウトドアが大好き! 歯科医師、ヨガインストラクターです。時々ジャズを歌っています。 Zoomヨガ教えてます。レッスンご希望の方はインスタからメッセージくださいね!@fumikokusuhara

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