教えてくれたのは……医療法人 春陽会 サクラクリニック
高血圧や糖尿病などの生活習慣病を中心に、禁煙や認知症の治療を積極的に取り組んでいる医療法人春陽会 サクラクリニック。「質の高い医療」「説明を大切」にをモットーに、地域に根ざした医療を目指し、循環器、在宅医療、漢方を使った医療、管理栄養士や健康運動指導士と力を合わせて栄養指導や運動指導も積極的に取り組んでいる。
かぶを丸ごと食べて身体も元気!
かぶは、アブラナ科で実も葉も丸ごと食べることができる野菜です。
実のほとんどは水分でできており、ビタミンCやカリウムが含まれています。また、消化酵素のアミラーゼが豊富に含まれているので、胃もたれや胸やけの予防改善に効果があります。
意外と知らない白かぶと赤かぶの豆知識
日本にあるかぶの品種は、なんと80種類ほどあるといわれています。白かぶと赤かぶの違いも、この品種の違いによるものです。
「白かぶ」
「白かぶ」は、色白できめが細かく、生で食べるとサクサクとやわらかい歯ざわりの食感が楽しめます。煮るとやわらかくなり、生食・焼く・蒸すなど色んな調理方法で楽しめます。
「赤かぶ」
「赤かぶ」はその鮮やかな紅色が魅力です。赤い色素はポリフェノールの一種であるアントシアニン。果肉は白かぶに比べると硬くコリコリっとした食感です。加熱するとやわらかくなりますが、変色してしまいます。加熱するよりも鮮やかな色を生かして漬物やサラダに使われることが多いです。
知っておきたい! かぶの食べ方・料理の仕方
1. 葉は生で食べる
かぶは根の部分より、葉の部分に栄養の種類・量もが多く含まれています。ただ、熱に弱い成分が多いので栄養を無駄にしないためにも、葉は生で食べるのがおすすめです。
<おすすめレシピ> かぶの浅漬け
◆ 浅漬けにゴマをかけると、栄養の吸収もさらによくなります。
2. 茹でる場合は汁まで食べる
温かくして食べたい場合は、汁物としておつゆも飲める料理がおすすめです。水溶性であるビタミンCや葉酸は栄養が溶け出してしまいますが、おつゆごと摂れば無駄がありません。
<おすすめレシピ> かぶのスープ
◆ 肉やコンニャクなどを加えれば、たんぱく質や食物繊維も増えてバランスの良い一品になります。
3. 油と一緒に炒める
かぶの葉に多く含まれるビタミンAは、油と一緒に摂ることで吸収されやすくなります。
炒める場合は油を少量使って炒めるとよいでしょう。
<おすすめレシピ> かぶのソテー
いかがでしたか? 丸ごと栄養満点の野菜、かぶの魅力を再発見した気がします。筆者は、今晩のおかずにかぶのレシピも一品追加! みんさんもぜひ試してみてくださいね。