1.温まる食材と腸ケアがポイント
手足の冷えは「血流が末端まで届きにくい状態」だとか。
まずは身体を内側から温めるために、温かい料理や血行をサポートする食材を意識的にとりましょう。
生姜や唐辛子などの辛味成分は、巡りを促すきっかけになる食材です。
さらに、腸内環境を整えることは全身の健康維持に役立つとされており、間接的に冷え対策にも役立つ可能性があります。
冷え対策では、「身体を温める」と「腸から整える」の両方向を意識することがポイントになります。
2.お風呂と軽い運動で“巡りの通り道”を広げる
食事と合わせて取り入れたいのが入浴と運動です。
湯船につかると全身の血管が広がり、手足の先まで温かい血液が流れやすくなります。
特に、38〜40℃ほどのぬるめのお湯に10〜15分つかると、身体の芯までじんわり温まりやすくおすすめです。
冷えやすい人は筋肉量が少ないケースも多く、血液を押し出す“筋肉のポンプ力”が弱まりがち。
軽いスクワット、足首回し、肩甲骨まわしなど、短時間の動作を加えるだけでも、流れがスムーズになります。
「温める+動かす」を同時に取り入れることが、冬の巡り対策の基本習慣です。
3.発酵食品で温感プラス&血液サラサラ系食品の注意点
納豆は発酵食品の中でも毎日取り入れやすい食材。
キムチの辛味と乳酸菌、そこに温泉卵のまろやかなコクを合わせれば、満足感のある“巡り和え”が完成します。
※納豆に含まれるビタミンKは、抗凝固薬ワーファリン(ワルファリン)の効果を弱める可能性があります。ワーファリンを服用中の方は、納豆の摂取について必ず医師にご相談ください。
キムチのピリ辛、温泉卵のとろみ、納豆の旨みが合わさる和え物は、心も身体もほぐしてくれる、毎日の食卓に加えやすい冷え対策メニューです。
参考資料:Q27.食べ物が、くすりに影響を与えることはありますか。,手足が冷たい!末端冷え性とは?セルフケアで改善しよう
キムチの納豆和え 温泉卵とベーコンフレークのせ

材料(2人分) 調理時間10分
納豆(付属のタレ・カラシは使用しない)……2パック
キムチ……50gほど
いりごま⋯⋯お好みで
ごま油⋯⋯小さじ1
小ねぎ……お好みで
温泉卵⋯⋯1個
ベーコンフレーク⋯⋯お好みで
作り方
1 納豆はよく混ぜて粘りを出しておく。
2 ボウルに1の納豆、キムチ、いりごま、ごま油を入れてよく混ぜ合わせる。

3 器に盛って、小ねぎ、温泉卵、ベーコンフレークとのせたらできあがり。




