「納豆」にいれると腸がよろこぶ。“冬の冷え対策に役立つ発酵食品”とは?

料理・グルメ

2025.12.22

発酵食品マイスター・スキンケア指導士の坂下莉咲です。気温が下がる冬は、手足が冷たくなりやすい季節。放置すると肩こりやだるさ、睡眠の質の低下につながることもあります。身体の内側から温めて巡りを整えるために、食事・入浴・運動の3方向からできる冷え対策を紹介します。

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1.温まる食材と腸ケアがポイント

鍋出典:stock.adobe.com

手足の冷えは「血流が末端まで届きにくい状態」だとか。
まずは身体を内側から温めるために、温かい料理や血行をサポートする食材を意識的にとりましょう。
生姜や唐辛子などの辛味成分は、巡りを促すきっかけになる食材です。
さらに、腸内環境を整えることは全身の健康維持に役立つとされており、間接的に冷え対策にも役立つ可能性があります。
冷え対策では、「身体を温める」と「腸から整える」の両方向を意識することがポイントになります。

2.お風呂と軽い運動で“巡りの通り道”を広げる

お風呂出典:stock.adobe.com

食事と合わせて取り入れたいのが入浴と運動です。
湯船につかると全身の血管が広がり、手足の先まで温かい血液が流れやすくなります。
特に、38〜40℃ほどのぬるめのお湯に10〜15分つかると、身体の芯までじんわり温まりやすくおすすめです。
冷えやすい人は筋肉量が少ないケースも多く、血液を押し出す“筋肉のポンプ力”が弱まりがち。
軽いスクワット、足首回し、肩甲骨まわしなど、短時間の動作を加えるだけでも、流れがスムーズになります。
「温める+動かす」を同時に取り入れることが、冬の巡り対策の基本習慣です。

3.発酵食品で温感プラス&血液サラサラ系食品の注意点

キムチ出典:stock.adobe.com

納豆は発酵食品の中でも毎日取り入れやすい食材。
キムチの辛味と乳酸菌、そこに温泉卵のまろやかなコクを合わせれば、満足感のある“巡り和え”が完成します。
※納豆に含まれるビタミンKは、抗凝固薬ワーファリン(ワルファリン)の効果を弱める可能性があります。ワーファリンを服用中の方は、納豆の摂取について必ず医師にご相談ください。

キムチのピリ辛、温泉卵のとろみ、納豆の旨みが合わさる和え物は、心も身体もほぐしてくれる、毎日の食卓に加えやすい冷え対策メニューです。

参考資料:Q27.食べ物が、くすりに影響を与えることはありますか。,手足が冷たい!末端冷え性とは?セルフケアで改善しよう

キムチの納豆和え 温泉卵とベーコンフレークのせ

キムチ納豆

材料(2人分) 調理時間10分

納豆(付属のタレ・カラシは使用しない)……2パック
キムチ……50gほど
いりごま⋯⋯お好みで
ごま油⋯⋯小さじ1
小ねぎ……お好みで
温泉卵⋯⋯1個
ベーコンフレーク⋯⋯お好みで

作り方

1 納豆はよく混ぜて粘りを出しておく。

2 ボウルに1の納豆、キムチ、いりごま、ごま油を入れてよく混ぜ合わせる。

ボウルで合わせる

3 器に盛って、小ねぎ、温泉卵、ベーコンフレークとのせたらできあがり。

キムチ納豆

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著者

坂下莉咲さんプロフィール

坂下莉咲

身体の中から美容と健康を意識した「1日1発酵食品」を習慣に。 美容業に携わって10年以上。理想の肌へ導くカウンセリングでは、食事などのインナーケアとスキンケアの両面からアドバイス。 科学的根拠のある美容知識をInstagramやTwitterで発信中。 saitaでは腸がよろこぶ簡単レシピをご提案。

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