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【国際女性デー】自分らしく「選択・洗濯」する毎日を! 「ランドリーボックス」西本美沙さんが描く未来

カルチャー

 西本美沙さん

2021.03.08

知っていますか? 3月8日は国連が定めた「国際女性デー」です。ニューヨークで婦人参政権を求めたデモから始まったこの運動は世界中に広がり日本にも波及してきました。現在は各企業が様々な取り組みやイベントを行なっています。2021年日本のテーマは「リーダーシップを発揮する女性たち:コロナ禍の世界で平等な未来を実現する」。saitaでも「国際女性デー」にちなみ「女性が生きやすい社会の実現」に尽力している人にインタビューしてみました。

「ランドリーボックス」立ち上げのきっかけは?

今回インタビューしたのは、自分とカラダに本音で向き合う記事と同時に、その商品が購入できるサイト「ランドリーボックス」の代表・西本美沙さん。サイトでは、生理だけでなく更年期やセクシャルウェルネスなど、一般的にはダブーとされている話題についての最新情報やグッズを積極的に紹介しています。

ーーこのサイトを立ち上げたきっかけはなんだったのでしょう?

西本さん:会社員自体、ブログサービスのプロモーションを担当することになったため、まずは自分で実験してみようとブログを始めました。当時のブログと言ったら、ファッションや食がテーマのものが多かった。せっかくやるなら、あまり例がなくて、自分が興味ある「セックスや性」について発信してみようと思いました。

そのブログを開始してから知人をはじめ悩みを相談されることが増え、きちんと取材をしてコンテンツを作りたいと思い、「ランドリーボックス」の前身になる”性”に関する情報を発信する「ランドリーガール」を立ち上げたんです。当時はセックストイをはじめ、性にまつわる情報がメインコンテンツでした。あまりオープンに聞ける話題でもないからか、悩みの相談も多くいただきました。その悩みを聞いていてわかったことはみんな意外と「自分の体のことを知らない」ということです。私もそうでした。

ーー自分の体のことを知らない、とは?

西本さん:例えばパートナーとのセックスについて悩みがある方ご自身が、自分のデリケートゾーンにきちんと触れた経験がないという方も多かったです。結果的にパートナーにどう触られたら気持ちいいとか、具体的にどうされたいのかがわからなかったんですよね。自分がわからない事は、相手に伝えられないし、極論自分を守ることもできないなって。そこでまずファーストステップとして、自分の体を知る機会作りや、その必要性を伝えなきゃ! と思いました。

ーー自分が自分の体のことを知らないって、一見おかしく聞こえますが確かにそうかもしれませんね。

西本さん:特に日本はあまり性についてオープンに話す文化でもないですし、タブーとされることも多い。でも男性用のアダルトコンテンツは溢れていて、極端な情報しかないなと。正しく知る機会がないんですよね。他にも私自身は「生理」に悩んでいましたが、それも適した情報にたどり着きにくかった。なのでまずは、ほとんどの女性が経験し、月に1度は対処している「生理」を知り、改善することが、自分のカラダを知るきっかけになると思い、現サイト「ランドリーボックス」をスタートさせました。

サイト名には2つの意味がある

女性に関する話題が豊富というと、ピンクやフェミニン、生理ならムーンなどの名前を想像しますが……西本さんの運営するサイト名は「ランドリーボックス」。洗濯箱物が持つ意味とは?

ーー「ランドリーボックス」名前の由来はなんなんですか?

西本さん:ランドリーって、「洗濯」っていう意味がありますよね。それともうひとつ「選択」の意味を持たせてダブルミーミングにしています。自分の価値観や考えを常に洗い流して(洗濯)、自分らしい道を選択してほしいと言う意味を込めています。

でも、「自分らしい」って正直難しいことだなぁと思っています。自分がどういう人間か、というのを自分で認識する機会なんてあまりないですし、私だってわかっていないです。
みんな誰かのために何かをするのは一生懸命になれるけど、自分のために、というとなかなかできない。でもまずは、自分がハッピーにならないと、誰もハッピーにすることができないんですよね。

選択肢を増やすために情報を発信する

「ランドリーボックス」の大きな特徴のひとつが、記事と通販サイトの融合。広告ではない編集記事の内容に興味を持ったら、そのまま関連する商品を購入することができる画期的な仕組みが展開されています。

ーーなぜ記事と通販を一緒にしたのですか?

西本さん:簡単に色々な情報が手に入る世の中ですが、「自分はどうしたいのか?」がわからない人はとても多いと思います。「ランドリーボックス」は、それを考えるきっかけにしたい。通販事業を併設している理由もそれで、情報を知ってから試すところまでの体験を提供したかったんです。

ーー今、読者に知って試してほしい「商品」はありますか?

西本さん:いろいろあるんですが、「月経カップ」もその一つですね。私自身、経血量が多くて本当に漏れがすごかったんですよ。毎月苦痛でしょうがなかったんですが、6~7年前から「月経カップ」を使い始めて、漏れが軽減してすごく楽になった。同時に自分の中で生理の価値観が変わったんです。同じ生理なのに、アイテムを変えるだけでこんなに変わるのかって。このような成功体験を情報だけでなく、体験としても提供することで、読者の方がより一歩を踏み出しやすい形にしたいと思っています。

月経カップ

母の影響が強かったかな

西本さんが、現在のサイトの元になる「ランドリーガール」を立ち上げた時は、当時まだ31歳。同世代の友人の間でも、性に対する話題はまだまだオープンにできない人が多い中、なぜ西本さんは堂々とサイトを運営できたのでしょうか?

ーー女性が”性”についての情報発信ってけっこう勇気がいりませんでしたか?

そんなに大それたことをしている感覚はなかったですね。幸いにも周りの友人からの反応も良かったですし。
そしてそれは多分、母の影響が大きくあります。母から「女の子だから~」という教育を一切されなかったんです。母が言うのは、いつも「あなたはどうしたいの?」。例えば服を買う時は、「あなたが自分で選ぶまでは、店を出ません」って(笑)。だから、性別に関係なく自分が思っている事を伝えてもいいと自然と思える環境でした。

西本さんに今後の展開をお伺いすると……

「今は選択肢を提示している状況です。でも、そもそも自分がどうしたいかを知らない人も多いんです。自分が何をしているときが幸せで、今度どうなっていきたいんだろうというのを考えるきっかけまで含めて、提供・サポートできたらいいなと思っています」。

「心の壁打ち相手になれたらいい」という西本さんの言葉通り、自分自身を知りたいときは「ランドリーボックス」にアクセスしてみるといいかもしれませんよ。

お話しを聞いた方:西本美沙さん

ランドリーボックス 西本美沙さん

ランドリーボックス株式会社 代表取締役。大阪府出身。中央大学卒業後、PR会社を経てドワンゴにて広報業務に従事。2015年現サイトの前身となるサイト「ランドリーガール」を開設。現在はサイト運営、メディア企画、サニタリー商材の企画開発、販売PR、企業とユーザーを繋ぐサポート事業も行う。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

著者

池田ゆき

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