初夏のダイエットは食事から
初夏のダイエットのポイントは「水分」と「胃腸力」です。日本の初夏は湿度が高く、東洋医学ではからだの中に湿気がたまりやすいと考えます。体内に湿気がたまるとむくむ、からだがだるいといった不調を感じ、ダイエットの妨げになることもあるのです。
また、暑さや、冷たいものの摂り過ぎで胃腸がダメージを受け、胃腸機能が低下することは避けたいですね。食べたものを十分に消化できなくなり、脂肪を燃やすのに必要な栄養を吸収できなくなる心配があります。
このような季節特有のからだの困りごとは、食事で対処することがおすすめです。1日3回口にする食事に意識を向けると、からだが整いダイエットの結果が出やすくなります。
初夏のダイエットは旬の食材で痩せよう!
東洋医学では初夏に旬を迎える食材に、からだの水分を調節し、胃腸の働きをサポートする作用が期待できると考えられてきました。いつものスーパーで手に入る、初夏のダイエットにぴったりな食材を3つ紹介します。
1. ゴマサバ
ゴマサバはからだにこもった熱を冷まし、余分な水分を排出するとされています。また、いらだちを解消し、気分を高めるといった、メンタル面にもうれしい働きが期待できます。
2. しそ
しそには胃腸の働きを改善する作用があると考えられています。また、魚介類の中毒予防の働きをするため、とくに初夏の刺身と一緒に積極的にいただきたい食材です。
3. キウイ
キウイはからだの余分な水分を排出し、必要な水分はととどめ潤いを与えるとされています。また、からだにこもった熱を冷まし、ストレスを解消する作用も期待されています。
食事は薬でないので、食べてすぐに変化を感じるというものではありません。しかし、意識して続けていくと、からだの内側から変わっていくことに気づくでしょう。
初夏のダイエットをサポートする漢方薬
「いろいろ試したけれど痩せられない」、「リバウンドしない体質になりたい」そんな方には漢方薬がおすすめです。
「脂肪太り」「水太り」「ストレス太り」など太ってしまった原因を体質改善し、根本的から改善する漢方薬はいくつもあります。症状と体質に合った漢方薬を飲めば、ずっと抱えていた不調や、なかなか痩せない悩みにも、とても良い効果をもたらします。
体質の改善のためにバランスの取れた食生活や運動習慣を継続するのは大変という方でも、漢方薬なら症状や体質に合うものを飲むだけなので、手軽に毎日続けられそうですよね。効果が認められている漢方薬を日常生活に取り入れてみましょう!
さっそく始めてみたいと感じた方のために、以下にダイエットに悩む方におすすめの漢方薬をご紹介します。
<ダイエットで悩んでいる方におすすめの漢方薬>
・大柴胡湯(だいさいことう):ストレスで食欲が増してしまう、便通が悪くがっちりした体型の方
気の巡りを促してストレスを低減させ、便通も改善します。からだの余分な熱を取り除き、肝のはたらきをよくして、脂質代謝を改善します。肥満に伴う肩こり・頭痛にも使用できます。
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):冷えやむくみ、貧血、疲れなども気になる方
血の巡りをよくして、からだの中の余分な水を取り除くことでむくみを改善し、ダイエットをサポートします。
ただ、からだにやさしい漢方薬とはいえ、自分の体質に合っていなければ、良い効果が見込めないだけでなく、副作用が起こることもあります。自分に合う漢方薬を見つけるためにも、購入時には、できる限り漢方に詳しい医師、薬剤師等にご相談ください。
お手頃価格で不調を改善したい、という方にはスマホで気軽に専門家に相談できる「あんしん漢方」のような新しいサービスもおすすめです。AI(人工知能)を活用し、漢方のプロが効く漢方を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が話題です。
初夏のダイエットには旬の食材を!
東洋医学では初夏に旬を迎える食材に、季節の困りごとを助けてくれる力が備わっていると考えます。ぜひ、東洋医学の考えを食事に取り入れてダイエットにも役立てましょう。
また、根本的な体質改善をめざしたい方は専門家に相談して漢方薬の助けを借りるのもいいでしょう。ご自身に合ったスタイルでダイエットをしてみてくださいね。