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<介護7年目の壁>休みの日のドラマに没頭できない理由に気づいた日。

家族・人間関係

2026.08.20 更新

この漫画は、漫画家・チッチママさんのお母さんチー母が、脳出血で倒れた夫・チー父を約7年にわたって介護してきた実体験をもとに描く連載です。介護の日々のなかで感じた戸惑いや葛藤、家族だからこそ生まれる感情や変化をありのままにお届けします。今まさに介護をしている方にも、これから介護と向き合うかもしれない方にも、そっと寄り添い、何かのヒントとなる物語です。

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連載:介護7年目の壁

「今日は仕事も休み」のはずなのに。

漫画

作画・原案:チッチママ

自由時間だと思っていたのは、チー父の時間軸の隙間だった

せっかくの休みなのに、なぜか心から休めない。好きなドラマを見ているはずなのに、内容が頭に入ってこない。そんな感覚を覚えたことはありませんか?

「介護7年目の壁」のチー母も、休みの日にドラマを見ながらどこか上の空だったそうです。そしてふと、その時間は「自分の自由時間」ではなく、チー父の生活時間軸の“隙間”でしかなかったのだと気づきます。

たとえば次の食事の時間。トイレのこと。呼ばれたらすぐに動けるようにしておくこと。何もしていないように見える時間でも、頭のどこかではずっと相手の予定を気にしている。そうなると、ソファに座っていても、気持ちまで完全に休むのは難しくなります。

ここで大切なのは「時間が空いている」と「自分の時間を持てている」は、同じではないということかもしれません。

30分ドラマを見られたから休めた。予定がなかったから自由だった。そう思おうとしても、その時間の終わりが相手の都合で決まっているなら、心のどこかではずっと待機している状態です。

介護の疲れは、食事や移動を手伝うといった目に見える負担だけではありません。「いつ呼ばれるかわからない」「次は何時に動かなければ」と、常に意識の一部を相手に向け続けることも、少しずつ心を疲れさせていきます。

だから、休んでいるはずなのに疲れが取れないとき「ちゃんと休めていない自分が悪い」と考える必要はありません。まずは、「これは本当に私の自由時間だろうか」と気づくこと。それだけでも、自分がどれだけ相手の時間に合わせ続けているのかが見えてきます。

介護をする人に必要なのは、空いた時間だけではなく「自分のことだけを考えていい」と思える時間なのかもしれません。

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