車椅子ユーザーの旅行はルートが被りやすい

作画・原案:チッチママ
旅行先でのつながり
旅先で偶然、同じ人と何度も顔を合わせる。最初は軽く会釈するだけだったのに、気づけば言葉を交わしていた。そんな出会いはありませんか。
車椅子で移動できるルートは限られているため、観光中に同じ車椅子の方々と何度も顔を合わせることがあります。
「あ、また会いましたね」そんなひとことをきっかけに、「うちは5年前に」「そうだったんですね」と、お互いの状況を少しずつ話すように。車椅子を利用する本人たちだけでなく、そばで支える同伴者同士にも、いつしか親近感が生まれていったそうです。
介護についての悩みや苦労は、普段の生活ではなかなか言葉にしづらいものです。けれど、同じような経験をしている相手なら、細かく説明しなくても伝わることがあります。
別れ際に交わしたのは、“お互い頑張りましょう”と声に出さずとも伝わるような、静かなエール。
外出や旅行には、移動の大変さだけでなく思いがけない出会いが待っていることもあります。同じ立場の誰かとつながれたことが、また外へ出かけようと思える小さな力になるのかもしれません。
