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脳出血で倒れた父が覚めた日。「入院している場所」が分かった理由とは

家族・人間関係

2026.09.12

この漫画は、漫画家・チッチママさんのお母さんチー母が、脳出血で倒れた夫・チー父を約7年にわたって介護してきた実体験をもとに描く連載です。介護の日々のなかで感じた戸惑いや葛藤、家族だからこそ生まれる感情や変化をありのままにお届けします。今まさに介護をしている方にも、これから介護と向き合うかもしれない方にも、そっと寄り添い、何かのヒントとなる物語です。

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連載:介護7年目の壁

目が覚めても、自分がどこにいるかわからなかった

漫画

作画・原案:チッチママ

見慣れた景色が、記憶の糸をつないだ

突然の病気やケガで入院すると、本人は状況をすぐに理解できるとは限りません。

チー父も意識が戻った直後は、自分が病院にいることは分かっても「ここがどこなのか」までは分からなかったそうです。

そんなとき、車椅子で通りかかった食堂の窓から、見覚えのある店の看板が目に入りました。
「あ、この店知ってる」
そこからようやく、自宅の近くにいることがつながったそうです。

病院の名前を聞くより、いつも目にしていた看板の方が記憶を呼び戻すきっかけになった。記憶って不思議なものです。

介護をしていると、つい「ちゃんと説明しなければ」「分かってもらわなければ」と思うことがあります。でも、ときには見慣れた景色や家族の声、普段使っていたものなど、本人にとってなじみのあるものが理解の手がかりになることもあります。

すぐに分かってもらおうと急がず、その人の記憶につながりそうなものをそっとそばに置いてみる。そんな関わり方も、混乱している本人の安心につながるのかもしれません。

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