「夜中にトイレに行きたくなる…。」もしかしてプレ更年期かも。今すぐやるべき【3つの頻尿対策】

心と体

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2021.07.15

「最近夜中にトイレに行きたくて目覚めてしまう」、「出先で排尿したくなって困ることが多い」。 こんな悩みを抱えていませんか? 水分を大量に摂取したわけでもないのに頻尿に悩まされている方は多く、とくに30〜40代のプレ更年期の女性は、人知れず頻尿に悩む方が少なくありません。今回はそんな頻尿の原因と、気軽にできる対策についてご紹介していきます。

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もくじ

その「頻尿」プレ更年期の症状かも?
自分でできる頻尿対策
1.規則正しい生活や軽い運動
2.排尿を少し我慢し膀胱訓練
3.頻尿には漢方薬も効果的
頻尿を改善して毎日を過ごしやすく!

その「頻尿」プレ更年期の症状かも?

頻尿

昼夜問わずトイレの回数が多くなってしまうのが頻尿です。水分摂取量や環境、個人差もあるのですが、一般的に「日中は4~6回、就寝時は0~2回」が平均的な排尿回数です。それを越えると頻尿の疑いがあります。

頻尿にはプレ更年期が関係している場合もあります。女性ホルモンのエストロゲンが減少すると、まず膣や膀胱、尿道の血流が減り、新陳代謝が衰え粘膜が薄くなります。これにより尿道粘膜の柔軟性が失われ、排尿機能に問題が生じやすくなるとされています。

また尿漏れは、骨盤の下から内臓を支える「骨盤底筋」のはたらきが弱くなることで起こりやすくなります。骨盤底筋は加齢による影響でも衰えていきますが、さらにエストロゲン減少の影響によって、排尿の調節にかかわる筋肉や、骨盤底筋が緩んでしまいます。

つまり、プレ更年期には排泄機能や内臓を支える筋力の低下によって排尿の調節がうまくいかなくなり、頻尿になりやすくなるのです。

自分でできる頻尿対策

ここからは、自分で簡単に試せる、頻尿に対するセルフケアをご紹介していきます。

1.規則正しい生活や軽い運動


女性ホルモンの乱れや不足に限らず、規則正しい生活と運動は健康を保つために大事です。とくに、自律神経を整えるには無理のない範囲での運動が有効です。早起きしてウォーキング、ジョギングをすれば規則正しい生活時間も保ちやすく、朝日を浴びて体内時計も正常に働き、一石二鳥です。

しかし、忙しくてジムで運動する時間をなかなか作れない方も多いでしょう。そんな方は、日常の生活を工夫してみてください。たとえば、お掃除の際にしゃがんで掃除をしたり、片足立ちをしたりなど、ちょっとした工夫でも運動量を増やし血の巡りをよくすることができます。頻尿

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著者

木村 眞樹子

木村 眞樹子

医学部を卒業後、循環器内科、内科、睡眠科として臨床に従事。 妊娠、出産を経て、産業医としても活動するなかで、病気にならない身体をつくること、予防医学、未病に関心がうまれ、東洋医学の勉強を始める。 臨床の場でも東洋医学を取り入れることで、治療の幅が広がることを感じ、西洋薬のメリットを活かしつつ漢方の処方も行う。 また、医療機関で患者の病気と向き合うだけでなく、医療に関わる人たちに情報を伝えることの重要性を感じ、webメディアで発信も行なっている。

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