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45歳で動画編集!無謀に見えたチャレンジ成功の秘訣は「年齢を強みに変えたこと」でした

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 45歳で動画編集!無謀に見えたチャレンジ成功の秘訣は「年齢を強みに変えたこと」でした

2022.07.24

オリジナル連載『わたしは〇〇で人生が変わった』第6回目。20代の頃、自分が40歳になることを想像してどう感じていましたか? 「40代なんて、もう人生が終わりかけじゃん」とか、「そんなに年齢になるのが怖い!」なんて思っていた方も多いのではないでしょうか。若い頃は、年齢を重ねることにネガティブな印象を持ちがちです。ですが、実際は年齢を重ねたからこそ出会える喜びや楽しみがあるんです。「今が楽しい、将来が楽しみ!」と語る、人生を謳歌しキラキラ輝いている方のお話は、きっとあなたに「40代から人生を楽しむヒント」を教えてくれるでしょう。

今回お話を伺ったのは、中村真弓さん(45歳)

 

中村さんお写真

ベンチャー企業でバリバリと働き、寿退職、と順調だったはずが……。2度の流産を経験した後、双子を出産。再就職を果たしたものの、育児との両立がうまくいかず子どもたちにある勧告が! さらに、勤務先がM&A(企業買収)に合い、まるで韓国ドラマのような浮き沈みを体験してきた、真弓さん。そんな彼女は、今「動画編集」に挑戦しています。

目を吊り上げながら働いた20代

中村さんお写真20代のお休みの様子

──最初のベンチャー企業では、かなりのやり手だったとか?

真弓さん:英会話スクールだったんですが、入社して1年でマネージャーになり、社長賞もエースの称号もいただくほど、仕事にのめり込んでいました。その分お給料も高く、有給も1ヶ月連続でドンと取るような生活。でも、当時の写真を見ると、全部目が吊り上がってるんです(苦笑)。そんな時プロポーズされ、夜遅くまで働く生活を見直し、彼と同じ時間を過ごせるように週末をお休みしたいと退社を決めました。

真弓さんは、流産を経験したものの、無事双子をご出産し、社会復帰も果たします。
そんな順調にみえる人生に、初めて大きなトラブルが!

──かなり、ショックな出来事があったそうですね

真弓さん:子どもたちが通っている学習優先型のスクールから、突然「やめてもらいたい」と言われて(涙)。子どもたちの行動にムラがあるのは、お母さんの愛が足りないせい、だからうちでは面倒見られません、と言われてしまったんです……。子どもと過ごす時間の見直しとともに、子どもたちの学校での行動のムラについてカウンセリングを受けた際、知能テストする機会も。子どもたちの能力の高さと可能性を知るきっかけとなりました。

ただこの出来事があったおかげで、仕事をセーブし、食育や子どもとより触れ合う時間を増やすなど、私自身の育児への取り組みや考え方を直すいいきっかけに。夫婦関係のあり方も変わりました。

お子様の問題が解決したと思った途端、さらなるドラマティックな出来事が真弓さんを襲います!

夏休みは子どもと魔のトライアングル巡り!?

中村さんのお子さんのお写真裁判所へ通っておられた頃の様子

──勤務先がM&A(企業買収)されるなんて、すごい経験ですね!

真弓さん:創業者(当時の経営者)すら困惑し、納得のいかないM&Aでした。朝会社に行ったら「出ていけー!」と創業者が追い出されていたり(笑) 私もスパイ扱いされて、パソコンが梱包材でぐるぐる撒かれていたりして、本当に韓国ドラマの世界でした。

──ある意味、貴重な体験をされたんですね……

真弓さん:それだけじゃないんです(苦笑) 退職金が未払いだったので、そのことで裁判もしました。ちょうど子どもたちが小1の夏休みだったので、3人で労働基準局、弁護士事務所、ハローワークを回って、一緒に過ごせたのはよかったかな、アハハ。
子どもたちがどこに行くにも、笑顔でついてきてくれることが本当に救いになりました。

裁判が終わり、再び再就職の内定を勝ち取った真弓さん。そこでついに「動画編集」に出会います。

自分ができなかったのが、動画編集だった

中村さんお写真

──なぜ、動画編集にチャレンジしようと思ったんですか?

真弓さん:以前の会社でオリジナルシャンプーを企画・プロデュースしホテルに納品していた経験から、コロナで大変な販売店を助けたいと、売れる!と確信を持てるオリジナルのクレンジングを3,000本作りました。

3,000本はすぐに売り切れ、追加で商品をつくりました。「この良い商品をもっと広めていくには…扱う販売店が幸せになるには…」。それには、動画を使ったPRができたら伝わるし、強みになるだろうなぁと、前々から思っていました。

──動画編集を外注にしようとは思いませんでしたか?

真弓さん:クレンジングを作った時に、自分でパンフレットは作れたんです。薬機法も理解しているし、商標登録もできる。できなかったことが、動画編集、ホームページ作成、ロゴデザインだったんです。

知り合いで起業している人たちが「どうしても自分ではできない」っていう事は、実は私があげたことと同じで。だから、自分で全部できたら強いだろうなーと思い、動画編集の勉強を始めました。いまでは、ホームページやロゴデザインも仕事として承っております。

知り合いが自分の可能性を広げてくれた!

中村さんお写真

──最初のスクール受講は4回だけ。それで、実際に動画は作れたのでしょうか?

真弓さん:4回だったんですが、ハマってしまって(笑)。最初は、「ココナラ」や「ランサーズ」で動画編集とナレーションができます!とデモ動画を掲載したら仕事依頼が多くきました。長年MCをしている経験もここで私の強みにしました。

そうしたら「YouTubeをやりたいんだけど」という、知り合いの社長さんに相談されたんです。運営・企画・動画編集まで全部まかせたいというので、知り合いで東京でADをしている友人に、学べるスクールはないか? と相談しました。

そこで元日本テレビのプロデューサー雨宮さんが開催しているスクールがあることを教えてもらい、学びながら動画編集やYouTubeの企画・運営のお手伝いをしていました。

その様子をブログに上げているんですが、そこからもすでに続々とオファーが届いています!

──真弓さんは、元々パソコンが得意なタイプでしたか?

真弓さん:全然、苦手な方だったと思います。最初から独学は無理と思っていたので、習おうと思ってスクールに入りました。始める前は「不向き」だろうなと思っていました(笑)。なので、家にこもって黙々と作業すること、自分がハマったことに最初は驚きました。

──そんなにもハマれた理由を教えてください

真弓さん:動画は出来上がりが「すぐに見れる」からだと思います。たった3分の動画でも、順番を入れ替えるだけで見え方が全然変わるんです! ここが今までにない感動でした。

副業で長年MCをしているのですが、ブライダルのエンディング動画もそうだと気が付きました。作る人によって印象が異なるのはもちろん、見せる順番で与える感動も大きく変わるんです。そのテクニックをレッスンで目の当たりにしました。

学べば学ぶほど、すぐに成果が見える。そういうのって、少ないですよね。今までの仕事は、経験し場数を踏んで、工夫できるようになって結果がついてくるものでした。だけど、動画は一瞬でいいものができる。ただその調理法(編集方法)を知らなければ、どれだけ長く時間をかけても、いいものは作れないんです。

それが私が動画編集にハマった理由だと思います。

──真弓さんがここまで頑張れた理由は?

真弓さん:いつか独立してみたいと思っていたからです。

仕事って頑張って信頼を得ると権限も増えますが、ナンバー2はどこまでもナンバー2で、当たり前ですが最終の決裁は経営者が判断します。私だったらこうするかな…と生意気ながら考えることが増え、「それなら自分で判断できる会社を作りたい」と思うようになりました。

今まで勤めた会社はどこも居心地は良かったけれど、どこかで自分でやってみたいな、というのがあったんです。

40代になって、たくさんのご縁もいただきました。自分でひと通り仕事ができるようになったら独立が叶うんだろうと思っていたから、ですかね。今、本当にそれが叶いつつあります。

saita読者へメッセージ

中村さんお写真

そんな彼女から、saita読者にエールをいただきました。

真弓さん:私が動画編集を学び始めたのは、今年(2022年)の1月です。まさか、半年でこうなれるなんて思ってもみませんでした。でも、何か技術を持っていると、強いんだなと実感しています。年齢はハンデではなく、横のつながりを持っている強みなんですよ! そして、やらない後悔より、やる後悔です! やらない後悔はずーっと引きずります。それなら、やって失敗した後悔の方が私は全然小さいと思うんです。
 

【取材後記】
一般的に年齢を重ねるほど、転職や新しいチャレンジは不利と言われています。でも、真弓さんの新しい人生を切り開くきっかけを作ってくれたのは、全部今まで作ってきた人脈! 自分にはなんのスキルもない、と諦める前に、周りの人に相談したり、自分ができそうなことを聞いてみるもの、もしかしたら、新しい扉が開くきっかけになるかもしれません!