パンダはいつも話題の中心!
思い返せば20年ほど前、秋浜・隆浜という双子パンダ(写真の良浜の弟たち)の赤ちゃんがいました。まるで人間の子どものように滑り台の取り合いをする姿を見て、その感情と表情の豊かさに、すっかりハマってしまいました。午前3時起きで白浜へ向かい、バックヤードでパンダにおやつをあげるアトラクションに参加したり(現在は行われていません)、「7頭のパンダ全ての見分けが付くよ」とうっかり友人に話してドン引きされてしまうなど、パンダ武勇伝?は数知れず…。なのに、上野にはトントン以来行ったことが無かったのです。
シャンシャンに逢いたい!!
ところがInstagramでyoko8195さん(https://www.instagram.com/yoko8195/)のイラストにハマってからは…どうしてもシャン子ちゃん(香香=シャンシャン)に会いたくなりました。yokoさんのお話の中では上野ファミリーとアドベンの浜家、そして神戸王子動物園のタンタンさんがみんな仲良しで、シャン子ちゃんがお誕生日に電話をかけたり、病気治療中のタンタンさんを心配したり…と心温まる交流が描かれていたからです。
それからというもの…大好きな毎日パンダ(https://mainichi-panda.jp/)さんやFacebookパンダ部で可愛いシャン子ちゃんの写真や動画を見てほっこりしていましたが、今回ついに生シャン子ちゃんに会いに行くことに!
上野動物園への道のり
大阪から東京へ。少し寄り道をしてから地下鉄根津駅経由で上野動物園へ。
根津駅から地上に上がるとピンクのカバ看板が。しばらく歩くと小さな入口(池之端門)が見え、600円の入園料に「ブラボー!」と驚きつつ(アドベンは4800円)係のおじさんに「パンダはどこですか?」と聞くと「誰を見るの?」今度は私が聞かれました。そう、シャン子ちゃんとパパママ双子はお住まいが別なので、詳しく聞くと「ここからは西園の親子が近いよ」と教えてくださいました。
待ち時間は10分足らず!
実はこの日の東京は最低気温が9度、そして50%の降水確率。前日の夜Facebookパンダ部で「どうしよう」と相談したら「雨だと待ち時間が短いかも!」「とにかく行ってみて」のエールをいただき、思い切って行ってGo!幸運にも曇天ながら一度も雨には降られず…そして待ち時間は10分!来てよかった!
思いがけず!リーリーと!
まばらな列の最後尾に行くと、前の人のリュックに浜家の楓浜(ふうひん)バッヂが!思わず話しかけたくなる大阪のおばちゃんの習性を抑え込みつつ、静かに並んでいると突然現れたのがこの方!
「うわっ!あれは誰ですか?」と、一度は抑えたはずの大阪のおばちゃんが出てしまい、カッコいいカメラを抱える女性に話しかけると「リーリー、お父さんです。」とシャッターを押しながら即答。浜家のお父さんと言えば貫禄!30歳の永明(えいめい)さん。そちらと比べるとお姿も顔もお若い!そして5分程待ったところで、いよいよ親子と対面!
シンシン&シャオレイと初対面!
こちらを向いて竹を食べるのがシンシン。大好きな浜家のママ良浜に比べるとお行儀が良く上品で「性格が出るなぁ」と思いました。竹を長いまま抱えもって、ムシムシと少しずつ食べているのが印象的。ダイレクトに会える浜家と違ってガラス越しなのは少し残念ですが、かなり明るい照明が点いているので写真は撮りやすそうです。
シンシンとシャオレイの列には6回並びましたが、雨予報だったことも影響してか、屋外に出ていたのはリーリーだけ。男の子シャオシャオはずっと木の上にいて、眠ったり竹を食べたり…気ままな昼下がりを満喫中。
レイレイは真正面にやってきて大きな竹を振り回したりかじったり…のファンサービス。ポーズが変わるたびにファンからは歓声とシャッターの音、そしてスタッフさんの「お時間です!線の外に出てください!」の声が響きます…。
とっても可愛らしいレイレイを見ることができたので、次はお目当てのシャン子ちゃんのところに向かいます。
シャン子ちゃんは東園にいます
シャン子ちゃんは東園。上野駅前の正門から入るとすぐです。
今年でパンダが日本にやってきて50年。カンカン・ランランに小学生の時に会いました。トントンには大人になってから会いました。名付けにも応募しましたが不採用…「上野パン」って今でもいい名前だと思ってるんですが…。ということで、今回で上野は3回目です。
こちらも待ち時間は10分!お天気の悪そうな平日は空いているようです。屋内にいるので、木登りをする姿は見られないかも…ですが。
列はあるものの、すいすいと進みます。
こんなところに隠れシャン子ちゃん発見!
シャン子ちゃん!会いたかったよ
感動の初対面はこちら(笑)。恥ずかしそうに?笹を手にクルクルと回したり、ちらりとこちらを気にしながらのお食事タイムでした。噛むたびにヒヨヒヨと動くお耳の可愛らしいこと!すっかり見とれていると、隣にいたマニアらしいお姉さんが「最近いつも隅っこなのよね」とシャッターと3度ほど押して、すぐその場を離れて行列に並び直していました。なるほど!お顔が見えないタイミングの時は、長居をせずに「並び直し」をして次のタイミングを待つ…作戦!
同じ作戦で、合計6回並んだのですが…シャン子ちゃんは2回目以降ずっとお昼寝。ちょっと残念でしたが15:30まで粘って?満足したので「またね」とお別れしました。
ぬいぐるみがリアル&キュート!
ゲートを出る前にショップへ。いくつかお店がありますが「このお店でしか売っていないモノはありますか?」とスタッフさんにお聞きすると「ありません」とのこと。なので1軒でまとめ買いが可能です。このシャン子ちゃんは超チャーミングでした。配送が可能か聞けばよかった!と大後悔中です(涙)。
足元には生まれたてのピンク1色のベビパンダとうっすら柄のある子がいました。そしてシャン子ちゃんを始め、シャオシャオ、レイレイの生まれた時と同じ重さになっています。私はピンクなシャン子ちゃんをお迎えしました。
上野駅でもパンダファミリー
帰りは正門を出て上野駅へ。こんなイベントがあったんですね。根津駅からだと全く気づきません(淋)。
ひとりパンダフェスをしてから帰ろう…と思い、こんな点心を楽しみました。シャン子ちゃんは胡麻あん、シャオレイはこしあん。ここまでで歩数は2万歩を超えていたので甘さがココロとカラダに沁みました!
コロナ禍ということで上野暮らしが延長中だったシャン子ちゃんですが、2023年2月~3月に中国へ行ってしまうことが発表されました。「上野で生まれたのにどうして?」と疑問に思いましたが、東京ズーネットで以下のように説明されています。
「上野動物園で2017年6月12日に誕生したジャイアントパンダのメス「シャンシャン」は、東京都と中国野生動物保護協会間の協定において、所有権は中国にあり、満24か月齢時に中国に返還することが定められています。」
つまり、絶滅危惧種のパンダは、繁殖率をより高め、同世代パンダとカップルになることを推進するため、繁殖期前になると中国へ返還されるようです。もしも、パンダの数が安定して増加すれば、返還システムはなくなるかも?そんなことを思いながら、シャン子ちゃんだけでなく世界中のパンダの未来が幸せであるように願うばかりです。
上野でシャン子ちゃんのカワイイ姿が見られるうちに会いに行ってみてください。「パンダを愛でる」ことは心を温める素敵な趣味になるはずです。
上野動物園(https://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/)
開園時間 9時30分~17時 ※池之端門は10:30~
休園日 月曜日(国民の祝日や振替休日、都民の日の場合はその翌日が休園日)
年末年始(12月29日~翌年1月1日)