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“包丁さばきがプロ並み”インスタで人気の魂が宿った料理上手のぬいぐるみ“くまくん”を独自取材!#趣味に“ハマる”女性たち

カルチャー

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 “包丁さばきがプロ並み”インスタで人気の魂が宿った料理上手のぬいぐるみ“くまくん”を独自取材!

2022.02.04

没頭する趣味で毎日ワクワクされている40代前後の女性をインタビュー!連載企画『趣味に“ハマる”女性たち』。何か新しいことを始めるキッカケになったらうれしいです。

カフェの人気メニューの傍らや観光地の景色の中にぬいぐるみが写りこんでいる写真をよく見かけます。そう、いわゆる「ぬい撮り」ですが、その中でも個性が突き抜けているのが「くまくん」のインスタ。プロ級の腕をふるってランチを作ったり、パンやお菓子も焼いちゃいます。「わぁっ!」と誰もが声をあげそうな迫力満点の写真の撮り方から、これからぬい撮りをしたい人へのアドバイスまで、のんびりお散歩&お茶をしながら伺いました。

くまくんから「お散歩にいかない?」とお誘いが!

くまくん1出典:www.instagram.com誕生日のプレゼント?旅先で目と目が合ったのがきっかけ?
色々想像していたのですが、いやいや…現実とはこういうものですね!

こちらの写真は、パン作りに励むくまくん(Instagram ID:ku.ma2088)。そのレパートリーは、市販の袋めんをアレンジした気軽なお昼ご飯から、家族のバースデーケーキ、焼き立てがおいしそう!なパンたち、旬の食材を使った晩ご飯、ときには賞味期限切れの干し柿(!!)を使ったパウンドケーキ!なんていう、主婦にとっては親しみやすさ満点のお菓子まで、幅広く奥深く、そしてビジュアルもとても美しくて心奪われます!

くまくん暖かい温室で咲くハイビスカスに興味津々のくまくん。
愛用のお洋服は赤ちゃん用のもの。
カジュアル系ファッションがとてもよくお似合い。

そんなくまくんとままに「植物園にお散歩にいかない?」と誘われて、お供をすることに。真冬でも暖かな温室は、お天気に左右されることがありません。ままいわく「この季節は風が強くて、外だとくまくんがよくコケちゃうんですよね(笑)。」とのこと。なるほど……ぬい撮りのロケーションは、風景の美しさだけでなく、ぬいぐるみたちにとっての「環境の良さ」も頭に入れておく必要があるようです。

出会いのきっかけはスーパーのシール集め?

くまくんさんぽくまくんとままのお散歩&撮影は、ワクワクニコニコの連続!
くまくんが何かに興味を示して立ち止まった(?)ところを
ままがすかさずカシャッカシャッと撮影してゆきます。

実は「くまくんとままはどんな風に出会ったんだろう?」と、色んな想像をしていました。「ぱぱからのプレゼントかな?」「旅先で出会ったのかも?」と、ロマンチックorドラマチックなストーリーを妄想していたのですが、ままのひと言で全ての妄想が木っ端みじんに……!

こけくま今度は苔を見つけて覗き込むくまくん。
この日の植物園は苔ときのこの特別展も。

「スーパーのレジでもらうシールを集めると、ぬいぐるみが安く買えるっていうのがあって……」な、なるほど、そういう感じだったんですね(汗)。いやしかし、きっとシールを貼って貼って貼りまくって、どうしても手に入れたくて、ままはくまくんを手に入れたんだ!そして……と、また妄想の中で気を取り直していると「いや~しばらくは、ソファーでほったらかしでしたよ(笑)。他のぬいぐるみと同じように。」う~ん、どうしたんだ、物語がなかなか始まらないぞ!少し焦りながら、植物園の順路を急ぎました。

くまくんとかわ橋の上から小さな川をながめる、くまくん。
何かを狙っているようにも見える?
いつも表情がとても豊か!

ある日、魂が宿ったんです!

くまくんと青い花高山植物のエリアでは、青いお花にロックオン!
すっかり気に入った様子…。

ところが、現在23歳のくまくんのお姉さんが高校生だったころ、突然頭をポンポンしながら顔を覗き込んで「おまえ、カワイイなあ!」と、しみじみ言った途端……くまくんに魂が宿って!?家族の一員として、コミュニケーションを取り出したんですって!
って、ここ、なかなか難しいのですが(汗)ぬいぐるみloversならわかりますよね?「うっかり話しかけたら、もう……!」とか「疲れているときに目と目が合って!」とか。おそらく?これは恋と同じで?ゆっくりスタートするものではなく、その瞬間突然!ままとくまくんの物語が始まったのです!(ホッ!)

ままは、元パン屋さん

くまくんとおばちゃんくまくんのお散歩の様子をみて、居合わせたご婦人方もにっこり!
「まあ、かわいいねぇ。」と言われて、ドヤ顔のくまくん。
トコトコひとりで行っちゃうから?ままが慌てて追いかける!

初めはよくあるぬい撮りのように、くまくんを食べ物の隣に置いたり、お出かけの時に写真を撮ってはみたけれど閲覧数は増えず…そんなある日「どうせやるなら好きなことと組み合わせてみよう!」と思い立ち、ままが得意なパンやお菓子を作る工程をくまくんにやってもらって、紙芝居風に写真を並べてみたら、あれよあれよという間にInstagramのフォロワーが2万人越え!今では、たくさんの人たちがくまくんの活躍を楽しみにしているのです。

くまくんとぱん出典:www.instagram.com実はままは元パン屋さん。
たくさんのパン屋さんのおいしいコツをいっぱい知っているから
教えを受けたくまくんのパンも飛びっきりのおいしさだよ!

フォロワーの中には、外国からアクセスしてくれる人も多く、外国語のコメントも多く見られます。なかには翻訳ソフトを使って日本語でコメントをしてくれていることもあるそうです。「小さな子どもさんもたくさん見に来てくれているので、くまくんのビニール手袋の輪ゴムなど、見えてはいけないものが写らないように気を使っています。やっぱり夢を壊さないように、とは思いますね。」とにっこり。

加工は一切無し!のアナログスタイルで。

ちょっとつかれたね植物園にある小さなカフェでちょっとひと休み。
たくさん歩いて?ちょっと疲れたけど、やっぱりお出かけは楽しそう!

毎日奮闘するくまくんの躍動感あふれる写真は、工ソフトを一切使わず、カメラの連写機能とままのアシストのみで取られているということを聞いてびっくり!ということは?あの華麗な包丁さばきも、実際に野菜を飛ばして実演している!ということです。この手作り感が、海を越えて年令も超えて、多くの人の心を温めているのでしょう……。

くまくん

ぬい撮りのコツは?

くつぬいでるカフェで休憩中…くまくんはちゃんと靴を脱いで
ままのハンカチの上に座っていました。

さらに、ままにぬい撮りのコツについて聞いてみました。
「ぬいぐるみを色んな角度からよく見て、耳や手などカラダの動きも加えてみて『カワイイ』表情を見つけることが大切だと思います。最初はとにかく少し動かしては撮る、また動かしては撮る、を繰り返してみて、ほんの少しでも表情が変わることをどんどん見つけました。あとは目の周りの毛を少し整えるだけで顔の表情も変わってくるので、ぜひやってみてください。ちなみに私は1回の撮影に200枚ほど写真を撮ります。その中から厳選したものをインスタにあげています。」

趣味がない……と嘆くひとへ

ありくいとらうらう恐れ多くも…憧れのくまくんと我が家のありくい(推定27歳)とラウラウ(5歳ぐらい)も
仲良くおしゃべりさせてもらいました。

「まず興味がある事をどんどんやってみるのはどうでしょう?上手にできなくてもやっていて楽しい!と思えることがあるかもしれません。趣味を見つけるのが趣味!というのもいいんじゃないかな、と思います。」

お話をうかがったのは…くまのままさん

いつもいっしょ愛情あふれるくまくんとままとの暮らしが、みんなを癒します。
ずっといっしょに仲良くねっ!

くまくんが大活躍するInstagram ku.ma2088を運営。
大阪府東大阪市在住の40代、23歳と受験生のふたりのお子さんと自営業を営むご主人、そしてくまくんの4人と1匹暮らし。専門学校で製パンを専攻し、さまざまな個性あふれるパン屋さんで働いたあと、ご自身でもパンのお店を経営した経験もあるプロ中のプロ!チョコレート好きで筆者とも意気投合!好きなチョコレートは「明治の板チョコが一番です!」とのこと。


著者

みやむらけいこ

みやむらけいこ

ライター歴20年。「あなたに逢いに行きます」取材ではなく出会い、インタビューではなく会話。わかりやすい言葉で丁寧に「ひと」を伝えます。好きなものは、サーフィンと歌舞伎、主食はチョコレート。#人生はチョコレート