この時期に食べたくなるおでんは一石二鳥の料理!
1月5日の「寒の入り」から2月3日の「寒の明け」までの1ヶ月は、1年でもっとも寒さが厳しいといわれています。
この時期には体の芯から温まるおでんが恋しくなりますよね。おでんの美味しいいお店も増えてきましたが、コロナ禍で外食が厳しくなっています。それならば、家族が好きな具材を自宅でコトコト煮てみませんか。自宅調理ならば、部屋の室温も上がりますし、お出汁のいい香りに包まれて家族も笑顔に。温かいおでんを食べてこの季節を乗り切りましょう。
おでんを食べる前に〇〇を入れれば栄養価アップ!
大きなお鍋にいろんな具材を入れて煮込むおでん。
定番の大根や玉子、こんにゃくなどから、変わり種やご当地特有の具材と可能性が無限大の料理です。しかし、おでんは練り物が多いのでダイエットには向かないと思われがち。確かに、糖質を多く含む具材が多いので選択に迷ってしまいます。また、おでんだけで栄養価は十分といえるのでしょうか? そこで管理栄養士の石松さんに詳しく教えていただきました。
「おでんは食べる具材を選べば最強のダイエット食になります。ただし、野菜の具材が比較的少ないので、野菜不足が気になります。おでんとは別にもう一品、サラダを用意してもいいでしょうが、我が家では食べる直前にお鍋の中に春菊を加えます。さっと火を通すだけですぐに食べられますし、なによりも栄養価が高い食材です。体のバリア機能を高める効果が期待できるビタミンやミネラルが豊富なため、この時期にもぴったりです。また、春菊の香りには食欲を増加させてしまう原因のひとつ、交感神経の上昇を抑制してくれる働きがあります。実は、ストレスを取り除くこともダイエットには重要なファクターです。食前に春菊を食べることはダイエットに適しているんですよ」
どんな具材を選べばダイエットメニューになるの?
「厚揚げ、豆腐、卵、こんにゃく、牛すじ、昆布、たこ、イワシつみれ、 つくね、ロールキャベツなどは糖質オフ&高タンパク質食なので、ダイエットに向いています。また、我が家では手羽元やきのこ類(しいたけ、えのき)、れんこん、トマト、肉詰めいなりなども具材にします。逆に向いていないのは、じゃがいも、もち巾着、ちくわぶ、ちくわ、はんぺん、かまぼこなどは糖質が多いので食べ過ぎに注意が必要です」
寒い日に食べたくなるおでんも、しっかり具材を選べばダイエットメニューになることがわかりました。家族で大きなお鍋を囲んで今年の冬も元気に過ごしてくださいね。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。