健康のために着心地よい肌着を着せましょう
小学校の低学年ころまでは体型に男女の差はありません。まず下着を着る習慣をつけましょう。ショーツは着用しても肌着ではなくTシャツやトレーナーを直に着ているという子供は多いのではないでしょうか。特に暑い夏は肌着を着ない方が涼しいと思いがちです。私にも娘がいますが、小学生の時に学校から配られる「保健室だより」に~肌着を着せましょう~とありました。暑い日に保健室に来るのは肌着を着ていない子が多いそうです。肌着は吸汗して体温調節をしてくれるので健康を守ってくれるのですね。また汗と一緒に体の汚れも吸い取ってくれるので様々な病気から守ってくれる「体を保護」する役割があります。
また、以前新聞で興味深い記事を読みました。小学生の子供を3つのグループに分けてテストをしました。新しい肌着を着けたグループ、ゴワゴワの古い肌着を着けたグループ、肌着を着けないグループです。テストの成績は、新しい肌着、古い肌着、肌着なしの順位だったそうです。肌ざわりはストレスと関係があり、リラックスして考えるために肌着は効果的なのですね。ぜひ肌ざわりのよい肌着を着せてあげてください。
女の子の身体の変化の3ステップ
ブラジャーを考える年齢は10歳前後です。随分早い!と思われる方も多いのではないでしょうか。最近の女の子は発育が早く、初潮年齢も早くなっています。初潮前後から15歳ころまでのバストは一番変化が目まぐるしく、お母さまも一番悩む時期かと思います。様々な下着メーカーからジュニア用の下着が発売されていますが、おおむね3段階に分けて商品化されています。
ワイヤーブラなどファッション性の高いブラジャーはバストの大きさが落ちついてからにしましょう。無理に着けるとせっかくのきれいなラインを崩すことになりかねません。バストの大きさや成長度合いによって着ける下着を替えましょう。
ステップ1: 10歳前後に初潮があり乳頭が敏感になります
バストがふくらむ前に女の子の身体には様々な変化があります。初潮の一年前くらいからバストに痛みや固さを感じ始めます。この時期はバストトップが敏感になりトップが目立ってくるのでやさしくカバーしてあげましょう。すぐにブラジャーでは抵抗感があるので肌着がお勧めです。バスト部分が二重になっているキャミソールやジュニア用ブラトップと言われる肌着とブラジャーが一体型の下着がお勧めです。
また、初潮の準備をしましょう。ジュニア用のサニタリーショーツを用意してください。初めは失敗することも多いので防水性が高く、動いてもナプキンがズレないようしっかりフィットするものを選びましょう。生理になると体温が下がるので冷えで体調が悪くなることもあります。下腹部を冷やさないように履きこみが深いものがお勧めです。休み時間にトイレで取り替えやすいようナプキンが入るポケット付きが便利です。
そのほか、ナプキンの付け位置がわかる目印「ナプキンナビ」がついている『ファーストサニタリーショーツ』などもおすすめです。
ステップ2: バストが膨らみ始めたらハーフトップタイプ
バストがふくらみはじめたらいよいよブラジャー。とはいってもバスト自体が固く敏感で、これからバストが大きくなるので優しく包み込んで成長を妨げないハーフトップタイプがお勧めです。かぶり式なので着脱も簡単ですしサイズ展開も少なく選びやすいでしょう。成長過程の子供のバストは大人のバストとは形が違いバージスラインもはっきりしないので大人のハーフトップではなくジュニア用を選びましょう。
グンゼ・ピエクレール・ハーフトップ
ステップ3: バストが丸くなり揺れが気になったらファーストブラ
バストの形が丸くなり洋服の上からでもわかるようになり、体育の時間などには揺れを抑えるためにもブラジャーは必要です。まだまだ成長過程ですので無理に抑えず柔らかく包み込むタイプを選んでください。この時期のブラジャーはバストを「整える」するのではなく「保護」するためのものです。寄せたり圧迫したりと成長を妨げることはしないでください。また大きさは個人差があるのでサイズを確認して選びましょう。成長が早い子はカップサイズとアンダーサイズを組み合わせたサイズ表示(A75など)のものが必要になります。バストランをきれいに成長させるためにもマメなサイズチェックをしましょう。
下着は「白」との校則もあると聞きます。ティーン用の白いブラジャーもあります。
まとめ
初潮を迎える頃からバストの大きさが落ち着くころまでに女性の身体は劇的な変化をします。思春期でもあり様々な不安や悩みを抱える時期でもあります。お母さまが体の変化に気づいて下着の準備をしてくれることは、お子さまにとって心強いことでしょう。お母さまの理解が不安を和らげてくれます。
また、下着をきちんと着けると自分の身体を大切にする女の子に成長してくれると思うのです。この時期は下着の習慣を伝える絶好のチャンスなので、ぜひ女の子のママには頑張ってほしいです。
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