年齢と共にバストは変化する
バストは加齢とともにイラストのような変化をしますが年代によって同じではありません。体型やバストの肉質、そしてどのようなブラジャーをつけてどのようなケアをしているかによっても違います。年々下垂していくのは仕方ありませんが、そのスピードはケアによって遅らせることができます。できるだけきれいなバストラインでいるためにブラジャーを選びましょう。
<10代>バストをきれいに成長させるためのブラジャー
バストがふくらみ始めてから大きさが安定するまでの時期は、形や大きさがどんどん変化するのでマメなチェックが必要です。成長途中のバストは「整える」のではなく「守る」ことを意識し、ぴったりフィットすることよりも優しく包み込むブラジャーを選びましょう。大きくても大人のバストとは形が違うので必ずジュニア用のブラジャーを選んでください。
<20代~30代>サイズがぴったり合っているブラジャー
女性の一生の中で一番ボディラインがきれいな時期です。おしゃれを楽しむためにブラジャーを大いに活用してください。でも必ずサイズが合ったブラジャーを着けてください。サイズが小さすぎるとバストがカップに納まりきらず、脇やバストにバストが流れ、お肉の段々がつくことがあります。大きすぎると動くたびにずれて安定せずバスト自体に負担をかけ下垂が早まることも考えられます。
10年後のバストラインの美しさのためにめんどうでもサイズはマメにチェックしましょう。この時期にブラジャーを購入するたびにサイズチェックをする習慣をつけると、ずっときれいなバストラインでいられます。
<妊娠~出産~授乳>やさしくバストを包み込むブラジャー
妊娠~授乳期は短期間にバストの大きさ・形が目まぐるしく変わります。例えばCカップがEカップになるように2サイズ大きくなるのは普通です。理想はそれぞれに合わせてサイズを替えることですが、無理ならカップが伸縮するようなサイズに融通性のあるブラジャーもあります。
また、出産後は授乳があり着脱がしやすいことや肌ざわりがやさしいことも重要です。ノンワイヤーではなくできるだけママと赤ちゃんにやさしいブラジャーを選びましょう。
<40代~50代>バストアップを意識したブラジャー
この年代の一番の悩みといえば「バストが下がった」こと。特に出産した後で子育てに一段落し気が付くと自分のバストが下垂していることに驚くのですね。出産しなくても脂肪や肌の質が変化しバストのハリはなくなってきます。バストが下垂するとどうしても老けた印象になります。ブラジャーでバストアップして若々しいファッションを楽しみましょう。
この時期はブラジャーをちゃんと着けるとお腹とバストのメリハリがつき若々しくスタイルアップできるので、効果は抜群です。
またバストの乳腺組織がしぼみ皮膚がたるむので下垂が進みやすい時期でもあります。毎日ブラジャーをちゃんと着けることによってバスト自体も美しくいられると考えましょう。
また更年期など肌が敏感になる時期でもあります。肌に優しい素材も気にして選びましょう。
最近ではこの年代に向けたブランドもかなり充実しています。
などが代表的なブランドです。
<60代ころ~>窮屈感なく動きやすい体にやさしいブラジャー
この年代になるとライフスタイルも変化します。お出かけするときしかブラジャーを着けたくないという方は、毎日着けられるような着脱がラクで着け心地の良いブラジャーを選びましょう。ブラジャーをつけることによって胸を張ることがラクにでき姿勢が若々しくなります。
胸を張ることが苦しいと感じるブラジャーはやめましょう。着脱がラクにできる、下から履けるものやかぶり式のものなどもあります。毎日のブラジャーの習慣が見た目と心の若々しさを保ってくれるでしょう。
***
バスト変化を年代によって分けていますが、着けているブラジャーやライフスタイル体質などによっても違います。ただ、私が下着のお仕事をしてきた中で言えるのは、ご自身のサイズをちゃんとチェックし、合っているブラジャーを着け続けてきた方のバストラインはキレイです。小さいサイズのブラジャーを着けてきた方は脇にバストが流れフィッティングしてもなかなかクセがとれない方もいます。毎日のブラジャーはきれいなバストラインを作ってくれるものだと考えて選びましょう。
ただ、窮屈感や違和感をガマンして下着を選ぶのはやめましょう。毎日肌に着けるものなので、着用感が嫌なものは着けなくなります。着けて気持ちいいと思えるブラジャーを着けてくださいね。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。