<洗濯>基本は手洗い。ブラジャーネットは2枚メッシュで形崩れしないもの。
お洗濯をする前に確認してもらいたいのは品質表示です。ブラジャーのバックに縫い付けてあるか、肌あたりを考えて生地にプリントしているものがあります。
以下は標準的なワイヤーブラジャーの表示です。
基本は手洗いなのです。デリケートな素材なのでやさしく振り洗いしましょう。カップの形を崩さないようにやさしく、パッドは外して洗いましょう。
毎回手洗いは面倒という方は、あくまで自己責任でブラジャー専用ネットに入れて洗濯機でという方もいます。洗濯機の中で形崩れを防ぐ2枚メッシュで型崩れしない専用ネットを選びましょう。必ずカギホックをかけて、無理に多い枚数を入れるのはやめましょう。
<乾燥>乾燥機はNG。風通しのよい日陰で。
風通しの良い日陰で干しましょう。カップの形を整えて逆さまに何カ所かを洗濯ばさみで止めます。間違ってもカギホック部分1カ所を挟んで干すのはNGです。アンダーが伸びてサイズが変わってしまいます。また、直射日光に当てすぎると生地が縮んだり、フィット感がゆるくなったり、色あせしたりと痛みやすくなります。また、しっかりと乾かしましょう。最近のブラジャーはバストパッドが厚いものがありよく乾かさないと悪臭やカビなどの原因にもなります。
以下は標準的なワイヤーブラジャーの表示です。
干すときにはアンダーベルトやストラップに重さがかからないように、数か所を止めて逆さに干しましょう。
【収納】カップの形を崩さずに、余裕をもって。
沢山のブラジャーをギュウギュウと引き出しに詰め込んでいませんか? でも着用しているのは手前の数枚という話を聞きます。着心地が悪いと感じるブラジャーは残念ながら着る回数はかなり少ないでしょう。
引き出しに一緒に入れておくことでお気に入りのブラジャーまで痛めてしまいます。思いきって処分しましょう。そしてお気に入りのブラジャーは余裕をもって収納してください。立ててカップを重ねながら収納します。お店の並べ方と同じです。二つ折りにしてカップを重ね片方のカップをつぶして収納するのはやめましょう。
引き出しを開けたときに余裕をもってきれいに並んでいるブラジャーを見るとテンションが上がり、おしゃれが楽しくなりますよ。
【処分】処分するタイミングと方法
ブラジャーの寿命は約3か月との話を聞いたことがあります。毎日着用して洗濯すると100回くらいで生地が伸びて補正力が弱くなるということらしいです。でも、同じブラジャーを毎日着用して洗濯というのは現実的ではありません。この考え方では2枚だと6か月、4枚だと1年ということでしょう。ただ、生地は休ませると復元する性質があり、2枚を交互に使うよりも何枚かを順番に着用することで生地が回復して長持ちします。
目安としては、生地が伸びて腕を上げるとアンダーがズレる、カップの形が崩れるということを感じたら寿命です。わかりやすいところでは品質表示が薄くなり読めなくなったら替え時と考えましょう。
処分方法は各自治体のルールに従って他の衣類と同じように行ってかまいません。抵抗があるなら小さく切って捨てましょう。一般ごみと一緒に捨てるとマンションなどでは衣類が機械に絡まり大変などと聞きます。ワコールでは時期が限られますが、ブラジャーを回収するリサイクルキャンペーン(ワコール ブラリサイクル)を毎年実施しています。エコや下着を捨てるという女性の気持ちを考えるとよい方法ですね
試着をして納得して購入すると、お気に入りのブラジャーが増えます。結果、長く着用したいので大切に扱うことになります。自分に合ったお気に入りのブラジャーを見つけることは自分のためだけではなく地球にも優しいことなのです。
品質表示は近年グローバル化により世界共通のものに切り替わりました。以前のマークを覚えている方は分かりにくいかもしれません。最近では表示の意味が分かるアプリも登場しています。上手に使いお気に入りの下着を長く着用しましょう。
思い出のある下着は何年たっても捨てられません。実は私も10年以上前に海外で購入した下着がまだ引き出しにあります。年に数回しか着けないのですが特別な気分にしてくれるものなのです。下着に限らず大切なものはできるだけきれいな状態にしておきたいですよね。お気に入りのブラジャーを長く着用できるお手入れをしてくださいね。