お話を聞いたのは…たまちゃん こと 林環(はやしたまき)さん
愛知県常滑市出身、3姉妹の末っ子。本人曰く「真面目だけど好きなことしか頑張れないB型」の52歳。近畿大学農学部在学中に出会ったご主人と26歳で結婚後は、和歌山県在住の1男2女の母。
好きなことは、目下練習中の和太鼓、散策に夢中の熊野古道、大学時代にハマった麻雀(今は全然!だそうですw)、子育て時代に打ち込んでいた粘土人形作り、ジグソーパズル、HP制作、ひとりで数字と向き合う仕事。
苦手なことは筋トレ。夢は、各地のマラソン大会をイラストエッセイでレポートする『走るイラスト&エッセイスト』。特技は友人の似顔絵を忖度込みで制作すること。Instagramにて「たまのラン日記:marathontama」を日々更新中!
たまちゃんとの出会い
たまちゃんとは、SNSでランニングを通して知り合いましたが、100キロを走り切るたまちゃんに対して、私は5キロが限界の永遠の初心者(とほほ)。レベルの差があり、住む場所も離れてはいるけれど、お互い自他ともに認める「ちょっと変」な性格が共通項で、わちゃわちゃとSNSで絡んでもらっています。
子どもの頃から絵が得意!
物心がついたころから絵が得意だったという、たまちゃん。幼稚園の時にはすでにその片鱗が。
「これ、一番最初に褒められた絵なの。お母さんが取っておいてくれて。」
クジラさんの表情がちょっとトトロみたいな力作!背中にはこれまた笑顔のライオンさんとお花たち。発想の豊かさとともに、それぞれのフォルムやサイズ感を捉える力にも既に非凡さが伺えます。
普通のマラソンInstagramはこんな感じ
ところで、マラソンイラスト&エッセイって何?ということで、まずはこちらの写真を。
これは、たまちゃんのもう1つのアカウントtama25tanのもの。名古屋ウィメンズマラソンでは、ゴールをするとティファニーのご褒美がもらえるので、こんな写真がランの記録と一緒に投稿されています。
一般のマラソン系Instagramは、ゴールのアーチやメダルやタオルと笑顔の写真とタイムの記録がほとんど。確かにこれらも興味のあるところでしょうが、反面…大会に参加していない人や走らない人にとっては特に目を惹くものではないかも?!
たまちゃんがマラソン大会を描くとこうなる!
ティファニーのネックレスにTシャツ、タオルにボトルは、全て名古屋ウィメンズマラソン2023の記念品。可愛いイラストの中に、たまちゃんから大切な情報が…なんと「ゴールしないと1つももらえない」とのこと。参加賞ではなく、あくまでも「完走のご褒美」。この厳しめルールで達成感もマシマシ!見ている側にも緊張と達成感が伝わりますよね。
そして、ティファニーの小箱を渡してくれるのは麗しきタキシードのイケメン隊。タイプの男性を選んで?たまちゃんのように素早く駆け付ければ、その方から手渡してもらうだけでなく、2ショット写真も撮ってもらえる!
地域独特のグルメが楽しめるのもマラソン大会の楽しみの1つ。こちらはこちらは奥熊野いだ天ウルトラマラソンのエイドグルメ!すぐろく風に辿っていくと…さすがは65キロを走るだけあって、バラエティ豊かなおいしいものがずら~り!こんな詳しいエイド情報も、たまのラン日記のありがたいところ。
ご褒美、イケメン、エイド…「マラソンって楽しそうだな」そうでしょう?いやいやいや…フルマラソンや、たまちゃんのようなそれ以上の距離を走ることは大変なこと。痛みが出たり思わぬピンチが待ち受けていることも。
そんなピンチの時に、わが身を奮い立たせたり「仕方ないさ」とやりすごす精神力も時には大切。たまちゃんは痛みが出たときに、子ども空手教室で耳にしたある男の子の言葉を思い出して「うん、痛いのは我慢できないよね」と、納得。
こちらが感動のゴールシーンと成績。なんだか、たまちゃんのイラストを見ていると、ちょこっと練習すればすぐ走れるようになりそうな気もしますが…いやいやいや、65キロもの距離は普段、車でもなかなか1日で走る距離ではありません…よね?
そして大会翌日のボロボロ状態「あるある」がこちら。疲れや痛みはみんな平等にやってきますが、なんだか可愛いイラストを見ているとちょっと笑えてきます。「辛さ」さえもマラソンの一部と捉えているようなお気楽さに励まされます。
どうやって描いてるの?
たまちゃんが使っているのは、iPad。第2世代のペンの操作性がお気に入り。
「子育て中にHP制作をしていたときは、マウスで絵を描いていたんだけど、なかなかちゃんと思い通りの線が描けなくて…それに比べるとアプリやタブレット、ペンの進化に驚いて(笑)。失敗はサッと消せるし、復活もできる。色の変更もレイヤーもショッキングなくらいなんでもできるから、お絵描き好きさんは楽しいんじゃないかな。」と強力にススメてくれたのがアイビスペイントという無料アプリ。
「下絵を描くには多少の絵心は必要かもしれないけど、紙に絵を描くよりもずっと気軽。私はラーメン好きで走った後にラン友とよく食べるんだけど、レイヤーで具だけ、麺だけとか変えたり(笑)そんなことも面白いしね。」
たまちゃんの夢
「夢は全国のマラソン大会に出てレポートする『走るマラソンイラスト&エッセイスト』。おもてなしの素敵なところや、その土地の文化や嬉しい出会いとかをイラストで残していきたいなぁ…ランナー目線で「マラソン漫画」みたいなのを描いている人って少ないから、ランナー雑誌とか大会の主催者さんの目に留まって招待してもらえたらうれしいんだけど(笑)。」
次の挑戦は、2月の紀州口熊野マラソン、3月のびわこマラソンとのこと。(主催者の方々見てますか?)
さて、どんなストーリーが、たまちゃんを待ち構えているのか?!
ますます「たまのラン日記:marathontama」が楽しみです!