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父の介護の“大変な部分”を母が子どもに言わなかったワケ。<介護7年目の壁>

家族・人間関係

2026.08.31

この漫画は、漫画家・チッチママさんのお母さんチー母が、脳出血で倒れた夫・チー父を約7年にわたって介護してきた実体験をもとに描く連載です。介護の日々のなかで感じた戸惑いや葛藤、家族だからこそ生まれる感情や変化をありのままにお届けします。今まさに介護をしている方にも、これから介護と向き合うかもしれない方にも、そっと寄り添い、何かのヒントとなる物語です。

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連載:介護7年目の壁

作者が母から聞いた話。

漫画

作画・原案:チッチママ

母の気持ち。

チー母は、子どもたちに介護の詳しい状況をあえて伝えていなかったといいます。理由は、「大変そうだから帰らなきゃ」と思ってほしくなかったから。

実家に帰ってくるなら、心配や義務感ではなく「みんなで集まるのが楽しみだから」という気持ちで帰ってきてほしい。そんな思いがあったそうです。

介護が始まると家族の会話や予定まで、どうしても「介護」が中心になりやすくなります。けれど、介護をしている人自身も家族との時間すべてを“大変さを共有する時間”にしたいわけではないのかもしれません。

「心配だから会いに行く」ではなく「会いたいから行く」
「手伝わなきゃ」ではなく「一緒に過ごしたい」。

チー母が守りたかったのは、そんな家族の関係だったとも言えそうです。

もちろん、何も伝えずに一人で抱え込み続けることが負担になる場合もあります。だからこそ、どこまで伝えるか、誰に頼るかは、その人自身が選べることが大切です。

介護をする側にも、「助けてほしい」という気持ちだけではなく「いつも通り笑って過ごしたい」「家族には楽しい気持ちで帰ってきてほしい」という思いがあります。

介護が始まっても、家族の時間まで全部“介護の時間”にしなくていい。チー母の言葉からは、そんなことにも気づかされます。

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