ブラジャーの役割③ファッション
3つ目は「ファッション」。
もちろん、レースやカラーなどのデザインもファッションの一部です。自分の好きなデザインのブラジャーを着けることによって、女性としてのおしゃれ心が満足できてなんとなくウキウキした気分になり表情も明るくなります。それだけではなくアウターをより魅力的に見せる役割があります。例えば胸元が大きく開いたドレスの時はハーフカップで下からバストをぐっと持ち上げることによって、ドレスを素敵に見せることができます。ハイネックのニットの時はボディラインがくっきりしてバストラインが目立ちますので、バストをちゃんと包み込みサイドサポートが効いたブラジャーを着けるとスッキリキレイに見せることができます。また、最近ではブラジャーのストラップやカップの一部をわざと見せるデザインのものもあります。ブラジャーはアウターとのコーディネイトを楽しむ時代になってきたのかもしれません。
初めはボディラインにメリハリをつけるためバストをしっかり形作るために着けるものでしたが、最近では様々な目的で着用しているのです。だから下着メーカーも様々な目的に合わせ多くの種類のブラジャーを作ります。私たちはたくさんの種類の中から自分が求めるブラジャーを探さなくてはなりません。何を目的にブラジャーを着けるのか?を考えて探してみましょう。
上胸のハリがなくなってきた40代のバストに必要なブラジャーとは
ブラジャーを着け始めたのはいつでしょう?
私は中学生の時でした。部活動で先輩に言われたのがきっかけです。理由はバストが揺れて男子の目が気になるから。その時はバストを隠すためのブラジャーです。でも年齢を重ねると目的は変わります。20代になるとバストを盛ったり谷間をつくったり魅力的に見せるために着けます。そして40代ころになるとできるだけ若々しく見せるために着けます。
例えば、40代になるとバストの上辺のハリがなくなります。トリンプ・天使のブラ魔法のハリ感はそげ胸対策のブラジャーです。
このように年齢によってブラジャーを着ける目的は変わります。
また、最近では場所や上に着る洋服によっても選ぶブラジャーは変わります。いつ、どんな時に、どんな服に合わせて着用するかで目的も変わるのです。
例えば、友人と旅行の時はリラックスできるけどある程度ラインはきれいで、お風呂で見られても自慢できるようなデザイン。デートの時はバストラインをきれいに見せてスタイルアップできるもの。家事の時はリラックスで着て、動きやすくて洗濯を繰り返しても丈夫なシンプルなもの。
ブラジャーを着ける目的は年齢や時間、場所、上に着る洋服によっても変わるのですよね。
そのうえで、アラフォーの女性のブラジャーの目的は1つ目の「バストラインを整える」だけではなく、2つ目の「バストを保護する」をプラスすることによって満足できるブラジャーを見つけられると考えます。
上胸のボリュームが落ちてくる年齢になったら、若い頃と同じブラジャーでは役不足です。次回からは「自分に合ったブラジャーの選び方」をご紹介します!楽しみにしていてくださいね。
教えてくれたのは インナーウエアコンサルタント おぬまともこ さん
おぬまともこ
インナーウエアコンサルタント。1962年、宮城県に生まれる。東北学院大学文学部史学科卒業後、1988年、大手下着メーカーに入社。インナーウエアのインストラクターとして、20~70代の女性1000人以上にフィッティング(試着・調整)をおこない、「ゴッドハンド」と呼ばれるまでに技術を磨く。退職後、2007年に株式会社レイクレットを設立。新聞、雑誌を中心にインナーウエア企画・販売へのアドバイスのかたわら、NHKテレビ「あさイチ」やラジオ、テレビショッピング番組にも出演するなど活躍中。著書に『10歳若返るインナーの魔法!』『40代からの健康になれなれる下着活用術』がある。
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