アイデア1:キッチンばさみを活躍させる
こんにちは。知的家事プロデューサーの本間朝子です。食材をカットするとき、自動的に包丁を出す方も多いと思いますが、そうするとまな板が必ずセットになりますよね。何かを切るごとにまな板を洗うのは意外と手間がかかります。
そこで、キッチンばさみで代用できないかと考えてみると、意外といろいろなものがキッチンばさみで済むことに気づきますよ。
例えばブロッコリー。包丁でざくざく切ると花蕾のはじっこがぼろぼろ落ちてしまったりしますが、はさみで切ればピンポイントでカットできるので仕上がりもきれい。
かいわれや豆苗などの葉野菜もはさみで切りやすいし、えのきだけはパッケージの袋の中でカットするとバラバラにならずに済みます。お味噌汁に入れるネギはお鍋の上で切って直接入れると便利。また、サンドイッチやピザは、はさみを使うと具の形を崩さずにカットできます。
お肉も特に鶏肉は、皮の部分が包丁だと切りにくかったり、キムチなどはまな板を使うと色がついてしまって洗うのが大変なので、はさみを使うとストレスフリーですよ。
アイデア2:手でちぎるorピーラーを使う
きゅうりのスライスやキャベツの千切りなどはピーラーを使ったほうが早いし、仕上がりもきれい! まな板を出さなくていいので洗い物がぐんと減ります。レタスや白菜、まいたけ、こんにゃくなどは手でちぎりましょう。味がしみこみやすくなるというメリットもあります。
手でちぎれないものでも、例えば朝食用のソーセージやゆで卵、果物などこぶりの柔らかい食材なら、包丁を出さずに食事のナイフで十分切れます。お皿の上で切ると洗い物が少なくなるのでおすすめ。
アイデア3:野菜は週末にまとめてフープロにかける
10月から「家事トモ☆サロン」という、仲間と一緒にオンライン上で交流を深めながら、一緒に家事をしたり、情報交換が楽しめるオンラインサロンを始めたのですが、そこで参加者の一人に教えてもらったのが、野菜は全て週末にまとめてカットするというアイデア。
1種類ずつ野菜をフードプロセッサーにかけて、みじん切りや千切りに。それぞれの野菜ごとに保存袋に入れて冷凍しているそう。ざく切りにする野菜は包丁を使いますが、週末にまとめてやっておけば忙しい平日に包丁とまな板を出す出番がぐっと減ります。ちなみに、余った野菜は全部混ぜてスープにしてしまうそう。栄養バランスもよくなるので、ぜひ取り入れたいアイデアですね。
アイデア4:まな板を使う場合は便利グッズでストレス減!
肉や魚を切るときにまな板を汚したくない場合は、牛乳パックをまな板がわりにしたり、オーブンシートをまな板の上に敷いてから切りましょう。にんにくや、オクラ、山芋などを切るときは、まな板の上にキッチンペーパーを敷いてから切ると、匂いやねばりが付くのを防いで、その都度洗う手間が省けます。
100均で売られているミニまな板もおすすめ。例えばダイソーの「省スペース 多機能まな板」は横幅が18.5cmと、通常のまな板の半分程度。ちょっとしたものをカットするのに大きいまな板を出さずに済み、洗うのも楽なのでおすすめですよ。
PROFILE
知的家事プロデューサー本間朝子さん
自身が仕事と家事の両立に苦しんだ経験から、家事の効率化に役立つメソッド「知的家事」を考案し、メディアや講演等を通じて提案している。TV、雑誌、ラジオ出演、講演多数。著書に『写真でわかる!家事の手間を9割減らせる部屋づくり』(青春出版社)『ゼロ家事』(大和書房)『ムダ家事が消える生活』(サンクチュアリ出版)ほか多数。
NEWS
この秋、新たな試みとしてオンラインサロン「家事トモSALON」をスタート。オンライン上で仲間と交流を深めながら、一緒にアイデアを実践したり、情報交換ができるような会を10月1日から期間限定でオープン。詳しくはHPのお知らせに掲載。オフィシャルサイトhttp://honma-asako.com/
包丁やまな板をなるべく使わないという方法、いかがでしたか? まな板を使う度に洗うという手間が省けると、こんなにも楽になるんだと驚きますよ。これらの方法なら小さいお子さんがいる人でもお手伝いしてもらえるかもしれませんね。ぜひ試してみてください。
TEXT:長谷川真弓
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