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「奥からしなびた野菜が……」ぐちゃぐちゃな冷蔵庫のスーパー整理術【知的家事プロデューサー本間朝子さん連載13】

家のこと

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 冷蔵庫

2021.03.05

お客さんが来たとき、冷蔵庫を堂々と開けられますか? 秩序なく食材が詰め込まれていたり、奥から賞味期限切れのものが出てきたりして、とても人に見せられる状態ではない!という人もいるのでは。意識していないとどんどん収集がつかなくなってしまう冷蔵庫内。そんな危険な空間の整理の仕方を、知的家事プロデューサーの本間朝子さんに教えてもらいます。

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特集:家事の面倒をなくす“ゼロ家事”術!

1奥行きのあるトレイを活用

空の冷蔵庫出典:stock.adobe.com

こんにちは。知的家事プロデューサーの本間朝子です。冷蔵庫というのは狭い空間なのに探し物ばかりしているという人も多いと思います。なぜそうなるかというと「奥行きのある構造」だから。奥のほうが見えずに食品が取り出しにくくなってしまっているんです。

冷蔵庫というのは、そのままだと広い空間をただ棚板で仕切っただけの状態。その広い空間を引き出し式にすると一気に使いやすくなりますよ。

引き出し式にするためには、奥行きの深いトレイやカゴを複数使うこと。そうすれば一番奥のものもサッと取り出せるようになります。トレイやカゴは奥行きのサイズに合わせたものを用意するとデッドスペースができません。

見た目をすっきりさせるためには、白、もしくは半透明のものに統一するのがおすすめ。柄ありやカラフルなトレイやカゴではそちらに目が行ってしまい、目的のものが探しにくくなるので要注意。

 

2カテゴリー別に分ける

トレイやカゴを用意したら、カテゴリー別に分けてそれぞれ収納しましょう。「飲料」「粉物」「調味料」などに分けると使いやすいですよ。調味料は種類が多くなりがちなので、普段よく使うものと、特別な料理にしか使わないものと分け、よく使う物はドアポケットに、あまり使わない物を最上段に収納するとスッキリして探しやすくなります。

カテゴリー分けは人によってそれぞれ違ってOK。私の場合は朝食セット(和食)、朝食セット(洋食)、健康セット(海藻や豆類など体に良い食材)などを作っています。自分や家族の使いやすいようにカテゴリーを考えてみてください。

 

3使いかけ野菜置き場をつくる

使いかけ野菜置き場イラスト/セキモト

野菜室は上から見てどこに何があるかパッとわかるように、カゴで空間を仕切りましょう。カゴの中は重ねて入れずに、立てて収納するのがポイント。

二段になった浅い引き出しの端には「使いかけ野菜」専用のボックスを用意しておきましょう。定位置を作っておくことが大事。料理をしながら、必ずそのボックスをチェックするようにすると、「奥から使いかけのしなびた野菜が出てくる」という事態を回避できます。

 

4冷凍室は立てて収納

冷凍室も野菜室と同様に、上から見て把握できるように「立てる収納」を。ここでも奥行きのある細長いカゴを用意し、「肉」「魚」「パン」など、食材ごとに仕分けて管理すると散らかりません。立ててしまうとさっと取り出しやすいのもメリット。逆にメインの冷蔵室は上からでなく正面から見るので、重ねてもOKです。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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