新たな掃除習慣は1つ、もしくは2つに絞って実行!
こんにちは。知的家事プロデューサーの本間朝子です。2021年になりましたが、皆さん新年の抱負は何か考えましたか。せっかく1年の始まりなので、大掃除できれいになったおうちを保つために、今年は新たな掃除習慣を身に着けることも、新年の抱負の一つにしてみませんか。
始めはパッとできる簡単なものを1つか2つに固定することをおすすめします。はりきって沢山の掃除習慣を取り入れようと思っても、覚えていられずにすぐにうやむやになってしまいます。手帳に書いたり、アプリに入力したりしても、項目が多いと習慣化する前に挫折してしまいがち……。まずは1つか2つを毎日続け、10日くらい無理なく続いたら追加してみましょう。もちろんやってみてハードルが高かったら簡略化したり、ほかのものとチェンジしてもOK。ゆるーく続けられることが大事です。
ウェットシートを使って1日1か所掃除
まずおすすめしたいのは、「一日一か所掃除」です。毎日どこか一か所を掃除するというシンプルな習慣。花王の「ホームリセット」など30枚入りのウエットシートを用意して、1日1枚のシートを使って掃除をしましょう。1ケ月で使い切れるので三日坊主にもなりません。油はね、手垢汚れ、水滴跡などさまざまな汚れはこびりつく前にふき取ることが大事! 1枚とるとどこか掃除しようと自然と体が動き、使い捨てタイプなのでもったいないからと裏表と使えば意外と色んなところが拭けますよ。30枚入りならどのメーカーのものでもOKです。一か月で家の中がリセットされると思えばやりがいがありますよ。
ほかにもおすすめの掃除習慣はこちら
習慣化するには、普段の生活動線に掃除を組み込んでいくのが一番! 中でも簡単ですぐにできるものをご紹介します。
●起床したらフロアワイパーを持って寝室からリビングへ
夜寝る前にベッドの横にフロアワイパーを立てかけておきます。朝起きたら廊下から洗面所、リビングへとそのフロアワイパーを持って移動するだけで簡単な床掃除が終了!
●朝洗顔したらそのタオルで洗面台まわりをついで拭き
朝、顔を洗ってタオルで拭いたら、そのタオルを使って洗面台の上や鏡などを拭きましょう。さらに洗濯機の上も拭いたら、そのまま洗濯機へ入れてお洗濯開始!
●手を洗ったときに洗面ボウルも磨く
手を洗うとき、ハンドソープがついている状態で洗面ボウルもさっとなでておくと汚れがたまりません。もしくは古いキッチンスポンジを3等分にカットして洗面台にセットしておき、ハンドソープをつけて磨くのも◎。排水溝やオーバーフローにぴったりのサイズなので、すみずみまで掃除できます。
●燃えるゴミの日は玄関掃除の日
燃えるゴミの袋を持って外に出るついでに、玄関をさっと掃き掃除。ほこりを集めたらゴミ袋に入れ、そのままゴミ捨て場へ行く習慣をつければ玄関掃除が面倒になりません。いつでもゴミ出しができるマンションに住んでいる人は、燃えるゴミを出すタイミングで玄関掃除を。
●電話をするときは片手にハンディモップを
電話をしている最中というのは片手は空いているので、通話しながら家具の上のほこりとりを。ハンディモップは電話のすぐ近く、移動しなくても手にとれる場所にセッティングしておきましょう。柄が伸縮するタイプのハンディモップなら照明やエアコン、カーテンレールの上のほこりとりもできます。
●ロボット掃除機の前に家具の上のほこり落とし
ルンバなどのロボット掃除機を使っている人におすすめの方法です。朝、出かける前にハンディモップで家具の上のほこりを床に落としながら玄関に向かいましょう。ロボット掃除機にはタイマーをかけておき、ほこりが落ちた頃に掃除機がかかるようにしておくと、落としたほこりも吸ってくれます。帰宅したときに棚も床もきれいになっていると気持ちいいですよ。
教えてくれたのは:本間朝子さん
知的家事プロデューサー
自身が仕事と家事の両立に苦しんだ経験から、家事の効率化に役立つメソッド「知的家事」を考案し、メディアや講演等を通じて提案している。TV、雑誌、ラジオ出演、講演多数。著書に『写真でわかる!家事の手間を9割減らせる部屋づくり』(青春出版社)『ゼロ家事』(大和書房)『ムダ家事が消える生活』(サンクチュアリ出版)ほか多数。11月27日に新刊『「ざんねんな片づけ」から抜け出す本』(王様文庫)を出版。
NEWS
昨年10月から新たな試みとしてオンラインコミュニティ「家事トモ☆サロン」をスタート。オンライン上で仲間と交流を深めながら、掃除や片づけを一緒にしたり、お互いの家事アイデアがシェアできる会となっています。詳しくはHPのお知らせに掲載しています。オフィシャルサイトをチェックしてみてくださいね。
これならできそう!と思うものはありましたか? 1つでもあったらぜひ今日から実践してみてください。一番いいのは、普段は行き届かないけれどなんとなく気になっているところに掃除習慣を組み込むこと。生活習慣や、普段の動線に組み込むことで、「やろう!」と思わなくても自然と体が動くようになるのがベストです。ぜひ今年は新しい掃除習慣を身に着けてみてくださいね。
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