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ここは私には合わない…。たった半月で移住の決断を下した理由#私たちの移住ストーリー

カルチャー

2021.08.29

今いる場所で、叶えられない夢や希望があるなら、思い切って「移住」という選択肢もある。【私たちの移住ストーリー】では、さまざまな想いから、ひと足先に「移住」を実現した先輩たちをインタビュー。第7回目は、横浜市からお隣の鎌倉市へご家族で移住した、島田さんの<移住を決める前まで>のお話です。

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連載:好きな場所で生きていく。私たちの移住ストーリー

プロフィール

島田さんご家族島田さんご家族

家族構成 :島田江里子さん(38)、旦那様の島田健一さん(39)、息子さん(8歳と6歳)2人

移住元~先:横浜市~鎌倉市

長男の小学校入学を控えて、1か月で決断!?移住を考えたキッカケ

今回取材させていただいた島田江里子さんの移住は、かなりの近距離。同県内で隣の市に引っ越したのですが、そこに辿り着くまでは紆余曲折がありました。予期しない展開が次々と起こる中、最終的に島田さんの直感に従い動いた結果、家族みんながのびのびと過ごせる環境に辿り着いたそうです。

そんな島田さんが、最初に移住を考えたきっかけとなった出来事とは……?

「ここは私には合わないな……」感覚を大切に住む場所を決めてきた

「結婚してから、一番初めは夫の実家に近い東京西部に住んでいました。でも、何となくその沿線のエリアの雰囲気が私には合わないように感じていました。初めての二人暮らしで夫は深夜まで帰らないという寂しさもあり、私の実家に近い横浜にマンションを購入して引っ越しました」(島田さん)

新居を構えたのは実家の最寄り駅の反対側にある、元々工業地域だった場所。その後の開発で大型マンションが次々に建設されたのだそう。そのため、徒歩5分の場所には複合商業施設もあり、生活も首都圏への通勤もとても便利。でも子どもが成長するにつれて、ある違和感が募っていったそう。

「マンションには同じような子育て世代が多く、お互いを支え合えるママ友もできたし、マンションの敷地内にはカフェもある。条件としては申し分なかったのですが……子どもが2人とも体を動かすことが大好きで。マンションでの生活に不都合が出てきました」(島田さん)

子どもが元気で活発なのはうれしいことでした。でもマンションで頻繁に子どもが飛んだりはねたりすることは、騒音問題につながってしまいます。そのため、当時の島田さんは、毎日息子さんたちに「走らないで!」と怒鳴りながら、自分の言葉と考えに矛盾を感じていたそう。
また、豊かな自然の多い実家で育った島田さんは、空気に敏感な体質ということもあり、車の往来の多い周辺環境にも苦痛を感じ始めていました。

横浜の自宅マンションでのクリスマスパーティーでの一コマ横浜の自宅マンションで行ったクリスマスパーティーの一コマ

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