経口を閉じる!「膣エレベーター」①
前回の「膣スクイーズ」(肛門)と、「膣ロック」(尿道口)に続き、今度はちょうどその間の穴、“経口”を動かしていきます。膣というと、この“経口”を指すことが一般的だと思いますが、実際は、もっとも女性がどこなのか良くわかっていないのが「経口」でもあります。まずは“肛門”と“尿道口”の間「割れ目」のラインを意識します。割れ目の左右をエレベーターのドアに見立てましょう。息を大きく吸っている間は、体はリラックス。吐きながら左右の割れ目をエレベーターのドアのように中心に向かって閉じていきます。吐く息が続くかぎり、しっかり固く扉を中心で閉じ続けます。吸う息で少し緩めて、吐きながら同じように中心で固く閉じます。このやりとりを5回続けます。
閉じた部分を引き上げる!「膣エレベーター」②
次のステップに進みます。少し難しくなります。
今度は①の膣の扉を閉めた状態をキープしながら、普段通り呼吸ができるかチェックしてみましょう。できそうなら、閉じたまま大きく息を吸って、吐きながらその扉が閉じた状態のエレベーターをギューッとおへその指3本下のあたりまで上昇させます。その上昇させた位置をキープしながら大きく吸って、また吐きながらおへそに向かってエレベーターを上昇させます。吸ってすこし緩めて、吐きながら体の上方に向かって数ミリでもいいのでエレベーターを上昇をさせるイメージを持ちます。この繰り返しを5回行いましょう。
どうしても意識しづらい場合は、ハンガーを使った膣トレを!
見えない場所を意識するのも、どこにあるのかイマイチよく分かっていない穴を動かすのも、慣れるまですごく難しいでしょう。意識しやすくするために、各穴にほんの少し触れるものがあると一気に「分かりやすい!」と感じるものです。そこで一つのアイデアとして、ハンガーを使うことをお勧めします。イラストの通り一転して見た目に恥ずかしいポーズになっていまいますが、フック部分がちょうど動かす箇所に触れるようにするだけでイメージしやすくなる方が多くいます。
ただし、必ず注意していただきたいのは、ハンガーのフック部分は触れる部分が尖っておらず丸いもの。そして必ず直接あてずにショーツやパンツの上から触れるようにしてください。またハンガーを持った時に腕など力まないような体制をとれることが大切です。
毎日たった4分で変わる!「フランス式膣トレ」マジック
いかがでしたでしょうか?ポイントは、できる限り膣以外の部分には力を入れず、この3つの穴、一つ一つに意識を集中させることです。また、呼吸は普段よりも深く長い呼吸を意識しましょう。「鼻」から吸って、「鼻」もしくは「口」から吐き出しましょう。吸うときは力を抜き、吐くときにギューッとそれぞれのイメージを持ちながら、3つの穴を別々に力強く締めたり、閉めたり、引き上げたりします。
はじめは難しいと感じるかもしれません。正しくできているかも分からず不安になります。けれども、各箇所5呼吸のみ。合わせて4分程度です。しかもただ横になって行うだけですから、着替えたり準備したりと、身構える必要もありません。毎日続けるだけで、2週間もすると「あれ?」っと思うようになります。そして身体の何かが変わります。最初に現れる効果は人それぞれですが、いずれにしても「ひょっとして」と思えるうれしい効果はすぐに手に入るはずですよ。
プロフィール
ベルジェロン容子
アメリカ、フランスを中心に活躍するパーソナルトレーナー。フリーアナウンサー中村江里子氏をはじめ、パリの名だたるセレブ達を担当。43歳、3児(2,5,8歳)の母。
著書「フランス式1分膣トレ」(学研) はベストセラーに。アジア各国で翻訳版も発売予定。最新情報はInstagramにて。@yoko_omw
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