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師走こそ美活も”大掃除”しよう!フランス式膣トレでデトックスのススメ

心と体

 美容の断捨離

2020.12.10

パーソナルトレーナーのベルジェロン容子です。「芯が通ると、想像以上に生活も体型も向上していきます」。ですから身体ならインナーマッスル、特に女性の場合は女性器や腸周りのインナーから整えていきます。この基盤を作るのに適したメソッドがフランス式膣トレです。 芯となる部分が整うと、あとは自然にボディメイクがなされ、精神面や女性ならではのトラブルまで改善してしまいます。これはもう一石二鳥どころでなく、一石三鳥にも四鳥にもなるメソッドとなりえます。これを美容健康にまつわるあれこれにも転用して考えてみましょう。

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連載:女性の体にマストな筋トレ「フランス式膣トレ」でキレイに!

膨張しすぎた美活を年末までに一掃する!

著名な方々のモーニングルーティンなど、ライフスタイルを覗き見るするのが最近は人気ですね。

皆さんご自身は、起きてから寝るまで、どのくらいの美容健康にまつわることをしていますか?お食事の中に取り入れている“決まりごと”はどのくらいありますか?メイク用品、基礎化粧品、ヘアケア、サプリメント、毎日のエクササイズにボディケア、健康食品、どのくらい日課として習慣化できているでしょうか。
きれいになりたかったら、是非一度棚卸をし、実践していることの量を自分で把握してみましょう。

さあ、いよいよ12月に入りましたね。大掃除に合わせて、そんな美容、健康にまつわる「物品」だけでなく「行動そのもの」もこの機会に整理して片付けてみましょう。必要のないものを捨てるという行為は、雑貨や衣類にとどまらず、皆さんの毎日のルーティンの中にも潜んでいるはずです。

美容にまつわることは「やめられない」!?

実は美容健康にまつわることは、特に「良い」から取り入れているために、やめづらいということがあります。
けれども、美容健康にまつわる行動や物品が気づかないうちに多くなりすぎて、逆にストレスになっていたり、パンクしてしまっている女性を私は多く見てきました。
全て紙に書き出してもらうと、要らないコスメ以上に、凄まじい数にのぼり、自分で自分に驚く人が多いのが実情です。そして書き出してみると、面白いほどごっそりと要らない行動や自分には合わないものが見えてきます。

「今日だけはいっか…」と“その反省”が最大のストレス。

今日くらいはいいかがストレス出典:stock.adobe.com

ダイエット中や美容に励んでいるのに、「今日は食べちゃった。」「今週一回もエクササイズしなかった。」「メイク落とさず寝ちゃった」など、まるで犯罪をしたかのように強く反省したり、後悔する人が多くいます。
月のうち何日か暴飲暴食をしたり、1、2ヶ月全く運動できなかったことがそもそもそんなに悪いことなのでしょうか? それもこれも食事制限にエクササイズ、ボディケア、マッサージにお肌のケアと、本当に細部まで「毎日やらなければならないこと」を積み重ねて、「それらを全て守らなければ(実行しなければ)ならない」と思い込んでいるからではありませんか?

「美は1日にしてならず」という言葉が、まるで呪いのように自分に染み付いていて、ただ綺麗になりたいだけなのに、美活そのものに押しつぶされているように見えます。

だからおすすめは、12月は家族で過ごすクリスマスなど、楽しいイベントをしっかり楽しみましょう。
そして美容に関わることや、翌日のお肌が少し元気がなくっても、「昨日はとっても楽しかったし、今日は少し身体を労おう!」それだけで十分です。

その際、疲れた身体に鞭を打つのではなく、身体に優しいお食事をしたりする程度で、いつもより多くサプリメントを投入したり、昨日の分までと過度な運動を課す必要はありません。まして反省する必要など全くありません。あまりに美容や健康にまつわる決まりややらなければならないことが多すぎて、出来なかった自分にストレスを与えている人がいますが、それは全く必要のないことです。
それよりも、年末のとても楽しい時間や、煌びやかな街を120%楽しんでください。それも、皆さんをより美しくするエッセンスになるはずです。

また、やらなければならないはずのエクササイズをしばらくやっていなかったからといって全てが無駄になるわけでもありません。たとえば半年何のエクササイズもしなかった出来なかったからといって、全てをやめてしまう必要もありません。また落ち着いてから、気が向いたら再開すれば良いのです。

軽い日々の運動は基本的に死ぬまでやることを推奨します。だからこそ、長い人生の中のたった半年お休みしたからと言って何の問題もありません。それが本当の「美は1日にしてならず」ということなのです。ですから、やらなかった自分への戒めのような反省をして、自分で自分にストレスを与えることこそ美容の敵だということを忘れないでくださいね。

あなたは十分頑張っている!

海外のクライアントと比べるたびに痛感する日本人の特徴は、「勤勉さ」と「まじめさ」。そして忘れてならないのが「移り気の多さ」です。

真面目がゆえに、間違った部位を無理に動かして、身体を痛めている方を多く見かけます。そして常に新しい美容や健康の情報を求めており、実はあれやこれやと目新しいものにすぐに移ってしまうので、実際は一つのメソッドないしは食事法などの継続期間が短いのも日本人女性の特徴のように思います。

これらは、矛盾しているようですが、ひとつながりの事象です。自分の弱い部分の理解が弱いのを見過ごして、「このメソッド(または食事法、ダイエット法)は、私には合わないのだ!」と早々に見切りをつけ、新しいメソッドや流行りエクササイズに移り変わってしまうのです。けれども、そもそもの根本的な改善ポイントや自分のウィークポイントを把握できていないのですから、その流浪の旅は永遠に続くことになります。これはエクササイズに限らず食事法や、サプリメント、お肌のケアなどにも言えることです。

お肌のトラブルなら、いつまでたっても改善がみられないなら、一番に見直さないとならないのは食事です。
なかなか治らない肩こりや腰痛は、インナーマッスルの緩みとそのせいで凝り固まった部分をどのようにほぐすかが根本的な改善になることが多いです。
そして風邪にかかりやすかったりする方は食事はもとより呼吸や口腔の健康をもう一度見直す必要もあります。

全てがひとつながりだということをきちんと理解し、体の外側ばかりに注目するのではなく、外から触れられない、柱となる身体の深部に目を向けると、以外にも美容や健康への効果を実感することができます。
そしてそれは、新しいことをどんどん取り入れて着ぶくれするのではなく、よりシンプルな方向へと脱いでいく作業、削ぎ落していく作業の方が大切で、特に今の時代は良い方に転じる確率が高いです。これこそまさに、私がお教えしている“膣トレ”と全く同じ考え方なのです。

さぁ、明日からボディメイクは「膣呼吸」だけでいい! と割り切って、あれもこれもと自分を追い立てるのをやめてみませんか?

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

ベルジェロン容子

ベルジェロン容子

アメリカ、フランスを中心に活躍するパーソナルトレーナー。フリーアナウンサー中村江里子氏をはじめ、パリの名だたるセレブ達を担当。43歳、3児(2,5,8歳)の母。 著書「フランス式1分膣トレ」(学研) はベストセラーに。アジア各国で翻訳版も発売予定。最新情報はInstagramにて。

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