前回に引き続き「エステに行くよりも効果あり!?」の読むサプリ、超おすすめ美容本をご紹介します。今回は昨年ではなく近年発売されたものの中から厳選して3冊お届けします。
膣トレも呼吸を使って行う!呼吸を見直すきっかけに
マスクが手放せない状況になって早1年。呼吸をしっかりするということを、最近意識できていますか?
今こそ「きちんと呼吸する」ということはどういうことなのか? 呼吸がどれほど私たちの身体にとって重要なのか? 自分がしている呼吸は、本来の呼吸なのか? といったことを理解する必要があると思っています。
忙しい方にもできるだけ簡単にポイントを絞って理解できる内容で書かれている呼吸を見直すきっかけになる本をご紹介します。
後ろ姿がキレイになる呼吸法とは
呼吸法を学ぶというよりは、身近な例からその重要性を理解するというステップが踏めます。子どもの成長にも大事な呼吸についても学ぶことができるので、子育て中の方こそ是非手に取っていただきたい1冊です。
正しい呼吸法を「赤ちゃんから学べる」のも母親として興味深いですよ。著者の1人の大貫先生が昨年出版された『きほんの呼吸』(東洋出版)は最新の呼吸法を学べる本としてはとても素晴らしかったのですが、ママ世代にはこの本から読み解くのがとてもおすすめ。
体の内側の繋がりや、その理解を深めることがいかにダイエットや身体をうまく使いこなすために重要なのか理解ができます。新書なので、ややビジネスっぽく書かれているのもご愛嬌。膣トレは呼吸をしっかり同居させることで、連動するインナーの筋肉数が圧倒的に変わります。呼吸を使うこと。女性は外側の筋肉を固めこむより、しっかりと芯の部分から鍛えたほうがしなやかで美しい身のこなしができるようになります。
アンチエイジングを考えるのであれば、鏡で穴のあくほど自分の顔を覗き込むより、動いているときの何気ない仕草こそ気を付けるべきです。後ろ姿や動きの中に最も年齢が出ます。そういったときに重要なのがインナー。呼吸を上手に使ったインナートレーニングは必須です。
常識を覆す、今から変わる、今から変える生活のヒントに!
日々「健康に良い」「美容に良い」「こんな症状に効く」と皆さんが「常識だ」「良い」と思っていることを揺さぶる事実がたっぷりの1冊。
新書くらいのサイズなので、通勤などで目を通すにもおすすめです。普段行っている健康や美容やダイエットのためにしていることに疑いを持つ視点を持つことができます。
「この人の言っていることは本当なのか?」と疑うこと、「ランキング1位、口コミ1位だけど、自分には合わない気がする」と思ったときに、「でも皆が良いっていってるしな……」と流されずに、少し立ち止まって自分の頭で考えることができるようになります。
自分が「良い」と信じていることや大半の人が「美容に良い」と常識化していることですら「反証する事実が存在する」というのを知ることも重要です。それは、決して自分や常識を否定するものではありません。そういった事実を自分の中で一つ一つ繋いでいき、自分の頭で考えることが、自分に合った健康や美容を考えるプロセスとしてとても重要なのです。
新しい美活を追加してみたい!手軽にできるセルフケア!
自分のからだに向き合い、感じることに素直になると、どんどん美容や健康にかかわることがシンプルになっていく人もいます。それが自分のベストだと思えるなら、そのままでいいはずなのですが、何もやらないのも少々不安になるのが美容の怖いところです。
「何か新しいことに取り組んでみたい!」そんな興味への一つの提案として、自宅で取り入れやすいセルフケア「お灸」をおすすめします。
昨年発売されたこの本は、見やすさだけでなく、私も大事にしている「一つのツボを大切にお灸を据える」といったことまで細やかな気配りに満ちている本。
これ1冊あれば、いつでも誰でもお灸が始められます。「じんわり効く」「なんとなく効く」みたいなことに不信感をお持ちの方もいるかもしれないし、「即効性があるか?」と問われると、東洋的なセルフケアというのは即答するのが大変難しいのですが、ツボに触れたときに、確かに違う感触の日があります。そこにお灸を据える時間が、なんとなくほっと一息、静かな時間を持てて、私は好きです。効果を当てにして、欲張って何か所も置いてみるより、ちょっと一つ、気になるツボに据えてみる。そういった時間を、週末だけの夜のルーティンに組み込むのは、とても素敵です。そんな自宅で行うセルフケアとしてのお灸の答えのすべてが詰まった一冊がこの本。
この見やすさでこの情報量は尋常じゃないと思うのは私だけでしょうか。ちなみに、本よりも「そもそもお灸ってなんだっけ?」という方は、YouTubeの「お灸マンチャンネル」さんなども興味の始まりとしては面白いかもしれません。
事実を知り、立ち止まって考える習慣を持とう!
美容健康に関するカテゴリーの書籍はますます多様性を帯びてきています。より専門的で、より情報量が多く、体だけでなく社会と繋げて考えていけるものが増えています。
多くの情報が流れては消え、SNSでも毎日吸収しきれないほどの情報がただただ流れていますが、少しスローダウンして、誰か一人の考えやエビデンスのある事実を一つずつ繋いでストーリーのように読み解いていくと、ハッとさせられることがあります。
前回の記事でご紹介した本を含めおすすめの美容本5冊を読むと、小さな部分で生じる矛盾みたいなものに気づく人もいるでしょう。
けれども、「なぜこの矛盾が生じるのか」、「どちらも正しいなら、自分はどちらを信じるか」また少し考えたり、もう少し別の視点から勉強してきたくなってきます。この連鎖が、皆さんが、ご自身にとって最も適した「健康とは?」、「美容とは?」、「ダイエットとは?」「未病とは?」という答えを導き出すときにとっても大切なプロセスになっていきます。携帯を少しだけ手放し、ちょっとだけ本を手に取ってみる。今回あげた5冊は、流行に流されるものではなく、長らくあなたの本棚に置いておけるもので、たまに見直したり、家族やパートナーの仕草に疑問を持った時に何かの答えを見つけるヒントになるものばかりです。インターネット検索で答えを見つけようとせず、こういった知識を少しずつ自分の中に肉付けしていくことも大切ですよ。
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