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【子連れ防災のプロに聞く】食料や日用品は最低3日分の備えを!使いながら備える「ローリングストック」の基本

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2020.09.03

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特集:我が家の防災対策

日用品は、こんなものをストックしておこう!

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 では、具体的にどんなものを、どれくらい備えればいいのでしょうか? 自分だけの“オーダーメイド防災”を考えるために参考になるアイデアを、宮丸さんに聞きました。

✔︎水


「1人1日2〜3リットルの水が必要といわれています。家族分を計算して備えておきましょう。かなりのボリュームになり、しまう場所を確保するのが大変かもしれませんが、災害用の備蓄水にこだわらなくても大丈夫。日常的に使いやすい500mlサイズで揃えて入れ替えると便利ですよ」(宮丸さん)

✔︎トイレットペーパー、マスク、消毒薬、ビニール手袋、ゴミ袋など


「とくにトイレットペーパー・マスク・消毒薬は、ふだんからちょっと多めにストックしておきましょう。ティッシュペーパーは万が一足りなくなったとしても、トイレットペーパーで代用できます」(宮丸さん)

✔︎生理用品やオムツ


「生理用品はぜひ一周期分は持っておいてほしいです。赤ちゃんや介護が必要な家族がいる方はオムツも多めに用意しておきましょう」(宮丸さん)

非常用トイレも備えておこう!

日用品ではありませんが、宮丸さんが「ぜひストックを」とおすすめするのが「非常用トイレ」。

「避難所のトイレに駆け込めばいいと思うかもしれませんが、避難所でトイレが足りずに、待つ人で行列ができることはよくあります。たくさんの人が利用するので、衛生面も気になります。1人1日平均5〜6回と考えて、家族分を必ず用意しておきましょう。
ないときは何かで代用できますか?とよく聞かれるのですが、消臭効果・スペースから考えて、専用に作られたものがいちばん安心。便座にかぶせるタイプが使いやすくておすすめですが、さまざまなタイプが出ていますので、ご家族のニーズに合ったものを探してください。
ちなみに、わが家では非常用トイレを備えたうえで、さらに予備として猫砂をストックしています。消臭効果が高く、安価で手に入るのでおすすめです」(宮丸さん)

食べものは、「ふだん食べているもの」を中心に

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 続いて、食べもののストックについて。日用品と同様に、「ふだん使っているもの」を基準に選びましょう。

「いつも使っているものは、味や使い勝手がよく、お気に入りのものが多いはず。家族が安心して食べられるというメリットもあります。とくに子どもは、災害時だからといってふだん食べないものを出しても食べません。お母さんは栄養面が心配だし、子どもはお腹がすいて不機嫌になってしまいます。でも、いつも食べているものなら、抵抗がないはずです。家族みんなが食べられるものをストックしておきましょう」

✔︎米・パスタなどの主食


「大きな支援が動き出すのは3日後からなので、まず3日分はストックを! パスタは速茹でタイプのものだと短時間で調理できます」(宮丸さん)

✔︎缶詰


「ツナ缶、トマト缶など、ふだんから使っているものを少し多めにストックしましょう。栄養面からラインナップを考えてみても」(宮丸さん)

✔︎乾物


「賞味期限が長く、栄養価が高い乾物は、缶詰同様に備蓄向きの食材です。家族の好きなものをストックしましょう」(宮丸さん)

 ポイントは、炭水化物だけでなく、ビタミン・ミネラル・食物繊維が補給できる食材を揃えること。買い置きした食材は、古いものが手前になるように賞味期限順に並べて保管し、どこに何があるかを家族全員が把握していると安心です。また、ストック品で作れるお気に入りレシピを考えておくのも忘れずに!

「火を使わずに作れる簡単レシピを知っているというのも、立派な“防災”です。
火を使わないレシピは調理がラクなので、手抜きしたい日や、自分の具合が悪い日にも便利ですよ。私がよく作るのが、缶詰の大豆、水で戻したひじき、ツナをマヨネーズであえただけのひじきサラダ。栄養もあるし、すぐに作れるのでおすすめです。ふだんから食べることで、いざというときの心の安心にも繋がります」(宮丸さん)

 ちなみに、宮丸さんは、高級なレトルトカレーをストックすることもあるのだそうです。
「まずは非常食として備蓄し、賞味期限が切れる頃に食べるのを楽しみにしています」
 楽しみながらできる災害の備え。できることから、始めてみましょう!

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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