いざという時のために。被災時に懐中電灯よりも使い勝手のいい明かりとは
電気が止まった時、私たちはどんなことに注意したらいいのでしょうか。また、電気が復旧した際の漏電にも注意が必要です。夜の地震で停電となると、部屋の中はまっくら。避難しようにも部屋の中には物が散乱し、窓ガラスが割れてガラスの破片も散らばっているかもしれません。足元を照らし、安全に避難するためにも明かりは大切ですよね。
停電になったときのために防災グッズとして懐中電灯を用意している家庭は多いのではないでしょうか。しかし、いざ避難しようと思っても、懐中電灯だと照らせる範囲が少なかったり、片方の手がふさがってしまったりして意外と不便だと感じることがあるようです。そんな時に役立つのが、ヘッドライトやキャンプ用のランタンです。
ヘッドライトは頭に装着することで両手があき、ランタンはあたり一面を明るく照らすことができます。いざというときのために、リビング、キッチン、トイレ、寝室などに置いておくと安心ですよ。
POINT:防災のために、ヘッドライトやランタンを各部屋に1つずつ用意しよう!
停電の後の復旧時が危ない!電気による二次被害で火災が発生
地震発生時に停電していた電気も、数時間から数日のうちに復旧します。その際に気をつけたいのが漏電などによる二次被害。阪神淡路大震災の際には、火災の原因の61%が、また東日本大震災の際にも65%が電気によるものだったといいます。地震による火災の半分以上の原因が電気だと認識すると、改めて「電気の対策しておかなきゃ!」と言う気になりますよね。ここで1つ、実際にあった火災の事例をお知らせします
地震で本棚が倒れ、雑誌が電気ストーブ周辺に散乱してしまいました。さらに悪いことに、停電時は消えていたストーブが電気の復旧とともにスイッチオンになり、雑誌に引火。それが原因で火災が発生してしまったということがありました。
どこの家庭でも起こりえる事例ですよね。停電が復旧した際に火災につながることがあるので注意が必要です。
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