見えない場所を鍛えるのも、意識を高めるのも、「聴きながら」のエクササイズ！

音楽選びの際に役立つ自分の情報を考えてみてください。

例えば、ヨガをするときはあなたはどちらのタイプですか？

①呼吸音に耳を傾けて、内側に集中するタイプ(BGMは必要ないタイプ)

②呼吸や動きをBGMに合わせた方が動きやすいタイプ

上記のように女性でも2パターンに分かれます。もしくは、日によって前者後者を使い分けたほうが良い方もいらっしゃいます。

そのほか、筋トレを兼ねている少しハードな運動（ピラティスやジム）の場合。

インストラクターやコーチ陣は、カウントをとる行為や、次の動きを誘導するナビゲーションがどれほど女性の身体に働きかけるかを理解しているはずです。特にカウントの取り方は非常に重要でしょう。それほど、カウントが正しく常に一定あれば、動く側は通常より遅れていたとき、逆にいつものカウントが楽に感じた時、その日の調子の良し悪しや成長に気づけるのです。
ですから、動画を見ながら自宅でエクササイズを行う場合も、どこかのジムやスタジオでエクササイズに取り組む場合も、美しく、正しく、”見ながら”動くのも確認作業として重要です。

しかし、時には「鍛える、効かせたい」場所を意識して、”何も見ず”に声を聞きながら動いてみてください！女性は聴覚を使って動くのが、身体能力も効果もアップするのですから。

また別で、エクササイズ中、ふと何かの感情に胸が締め付けられたり、全く関係のないことを考え始めてしまったりすることもあるでしょう。それは女性なら普通のことです。あまりに集中できない日は、一旦エクササイズを止めて、自分の心をとどめている、その”何か”にきちんと向き合ってみることも時には重要です。身体を動かしているからこそ、自分のストレスになっていたり、足かせになっている事柄に気づけることもあります。

膣トレをすると人生が変わる！「膣トレ」を始めましょう！

　膣トレは見えない場所の「筋トレ」です。この筋トレを効率よく行い、集中力を高めてもらうために、私はフランス式膣トレのメソッドは何よりもまず「書籍」化という方法にこだわりました。

なぜなら、それは「音声ガイドをつけることができるから」。これが、編集担当者に一番にお願いしたことでもあり、書籍化の一番の目的でもありました。「膣トレ」は見えない場所の筋トレです。ですから、例え私が隣にいても、どんなに素晴らしい、または著名なインストラクターが横にいても正解を教えてあげることができません。自分でイメージして、「これで良いのかな？」と思いながら、少しの不安を抱えながら、あとは自分で続けるしかないのです。「膣トレ」の弱点がまさにココにあります。

でもこの連載を通してお伝えしていることは、「膣トレ」で鍛えられる筋肉というのは、運動の有無や、筋肉の質、柔軟性、リズム感など、通常なら、“運動”と密接に関わりそうなそれぞれの「体質」や「才能」と全くもって“無縁”だということ。

ほぼ等しくどんな女性にも一定期間で結果が出ます。それはやはり膣という場所が生殖機能と密接に関わり、人間という生き物、メスである女性にとって最も重要なエリアだからではないかと思います。また研究もまだまだ進んでおらず、こういったことも経験からの推測でしか語ることができない神秘の場所でもあります。だからこそ、声で皆さんをナビゲートすることが非常に重要です。呼吸はとても大切。同じカウントなのに今日はとてもゆっくりに感じたり、時に早く感じたりすることもあります。そして、集中し始めると、「今、何回までやったかな？」と分からなくなることもあります。ところが、音声ナビさえついていればそういったこともなく、短時間でいつも通り終えられます。これだけYoutube他、エクササイズが無料で多様なメソッドに触れられる時代に、非常にアナログだと思われるかもしれませんが、実はそういった些細な積み重ねが身体を整えたり変えていくのにとても重要なのです。

パーソナルトレーナー：ベルジェロン容子

ベルジェロン容子
アメリカ、フランスを中心に活躍するパーソナルトレーナー。フリーアナウンサー中村江里子氏をはじめ、パリの名だたるセレブ達を担当。43歳、3児(2,5,8歳)の母。
著書「フランス式1分膣トレ」（学研） はベストセラーに。アジア各国で翻訳版も発売予定。最新情報はInstagramにて。@yoko_omw
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【最新情報】
10月25日（日）開催、日本トップのヨガインストラクターや専門家が集うオンラインイベント「YOGAWOMAN2020」に講師として登壇。

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