子どものスケジュールに振り回されがちなママ世代が取り入れるエクササイズ習慣
お子様の年齢や学年にもよりますが、自分のスケジュールよりも、子どものスケジュールに振り回されることが年間の中でも多くなる時期に入ります。子どものこととはいえ、通常のスケジュールではない予定が入ることは主婦にとっては意外とストレスになることがあります。
男性に比べてマルチタスクをこなすことが上手な女性ですが、あべこべに入り組むスケジュールになると、その機能が低下しがちです。忙しくて、定期的に通っていたジムや大好きなエクササイズに取り組む時間が持ちづらくなり、それもストレスに感じる人もいるかもしれません。そのいったお母さんは、午前中、特に子どもが出払った後の5分、ほっと一息する前の5分を、まず必ずエクササイズする時間に充てるという習慣を作ります。
キッチンでできるエクササイズ
1:キッチンに立った状態で、両手は軽くキッチンのふちに置きます。肩幅程度に開くといいでしょう。
2:そのまま数歩後ろに下がって、キッチンのふちに手をかけたままお辞儀をするようにして上半身を折り、腕と腕の間に頭がきたら、耳と肩の間にスペースを作るように肩を下げます。
3:足元を見ながら、かかとの外側と内側、足の親指の付け根、小指の付け根の4点でしっかりと床を押し出すように体重を重く乗せます。
4:上半身はキッチンをつかんだ手と腰の位置を頂点に、ちょうど吊り橋のような状態になります。その状態を確かめたら、フランス式膣呼吸の「膣ロック」を4,5回行いましょう。
5:次に膝をつま先の真上にくるくらいに曲げおしりを後ろに突き出します。この時、おなかや下腹部を太ももの上で休ませないようにします。
6:足裏4点のどこかが浮いてくる人が多いので、4点はしっかり均等に床に押しつけ、浮かないようにします。お尻からもも裏がグーっと伸びます。
7:できる人は最後に、右腕の下から目線を天井に、左腕も同様に行って終了です。
こういった朝のほっと一息前の5分にこういった簡単な動きを、普段の生活の場所で取り入れることが習慣にできると、実はかなりきちんとした筋トレが、この先この時間枠をつかった応用でできることに等しくなります。お母さんにとって習慣化しやすいのは「朝」です。朝の5分をうまく使いこなせるようになるということが大事なキーワードになります。
無理もなく過度でもないエクササイズをする「時間枠」
ボディラインをどうにかしたい! そう思うと人はどうしても、一気に過度な運動に取り組もうとしがちです。しかしスケジュールの変動や気持ちの変化で、一度お休みをしてしまうと続かないというリスクがあります。
これからの季節、花粉症で外に出るのも呼吸するのもつらいということで、そのお休みがどんどん長期化していき、次第にフェイドアウトしたりするきっかけにもなってしまう可能性もあります。
きつめの運動をして短期間の内に「結果さえ出せれば良い」というのも一理ありますが、Saitaの読者世代は、例えば「老化」というキーワードが少々気になり始めたり、人生の折り返し地点や更年期なども意識し始める方が多いのも事実。
そうなってくると、「いかに”適度な運動”を生活に溶け込ませるか」ということが重要になってきます。
ジムにもいけないし、1日30-40分のエクササイズもできていないけど、「5,6分のエクササイズだけは欠かさず毎日できる身体」「通勤時間の1/5だけだけど、エクササイズ時間にできている」というのが、最終的に心や身体に効果をもたらしてきます。
お金をかけなくても、自宅でほんの少しの意識改革でできることは大いにある
「毎日利用する階段6か所の内、1か所だけはしっかり上る」
「在宅スタート前、オンオフをつけるための椅子に座ったエクササイズとオンオフを切り替えるために手鏡を使う」
「朝、一息つく前、テレビの前に座る前の5分だけほんの少し体を動かす」
こういったたマインドセットとその習慣化というのは、些細なことのようで大きいものです。できたことが細やかな成功体験にもなるし、ちょっとした意識で身体が動かせると気づくようになると、日々の生活のあちこちで小さな体への意識が高まり、結果的に毎日5分以上のエクササイズができるのと同等の日常に変化していきます。
「忙しいから」ということをエクササイズができない理由にするのではなく、「忙しくてもほんの数分だけど確実に自分の身体を意識できている」ということを心がけてみませんか。
時間は「作らない」、「ながら」がポイント
それは余計に時間をつくることではなく、毎日のちょっとした時間の意識改革するだけです。毎日1時間走ることや、ジムへ行くことも素晴らしいことですが、毎日食べて寝るように、こういった「時間枠」「意識枠」を持っていることの方が、長い目で見ると有益です。もちろん、自分の弱いところを見極めるために、時にはプロのインストラクターがいる、ジムやスタジオに行って、自分の至らなさを発見することや、自分に合った体の動かし方を定期的にチェックすることも大切ではありますが、それは忙しい時期を脱したときにすれば良いのです。そう考えていくと何事もポジティブに進められる気がしませんか?
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