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【防災備蓄の必要性】お金をかけないで防災備蓄しよう!災害時にあると役立つ「身近なモノ」って?

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 【防災備蓄の必要性】お金をかけないで防災備蓄しよう!災害時にあると役立つ「身近なモノ」って?

2020.04.09

一般社団法人 防災備蓄収納プランナー協会 代表理事の長柴美恵です。
2016年より防災備蓄のための収納プランナーを育成しています。今回は皆さんに、コストをかけなくても準備できる、多めに持っていると災害時に何かと使える便利なものをお伝えします。

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特集:我が家の防災対策

防災備蓄していますか?今日からできることを始めよう!

防災備蓄と聞くと、災害時の非常食や懐中電灯や電池などまさに「防災」用に揃えるものがあると考えてしまっていませんか。
しかしいつも身近にあるものを「捨てずに少し取っておく」だけで防災備蓄になるんですよ。
コストをかけずに簡単にできる「防災備蓄」をご紹介します。

アイデア次第で様々な使い方ができる!捨てないで取っておくと便利なもの

©一般社団法人 防災備蓄収納プランナー協会

新聞紙


敷く、火起こし、添え板、食品保存、水分の吸収、体に巻いて暖を取る、ごみ処理など、大変有能な資材です。30日分以上は備蓄しておきたいですね。もし新聞を取っていない場合は、家族や友人に聞いてみて。余っているようなら譲ってもらいましょう。

ポリ袋やゴミ袋


ポリ袋やゴミ袋はゴミを入れられるだけではありません。保存、調理、処分、雨具の代用、体の保温など、使用用途がはたくさんあります。

使い古したタオル


災害時、タオルは貴重な物資ですので「防災備蓄用」として残しておきたいですね。使い古しでも洗濯してキレイに保管したタオルなら、洗顔、体を拭きくのにも使えます。カットはせずに保管して、使う用途に合わせてカットする方がことで、使用の幅が広がりますよ。

さらし反物


さらし反物もタオル同様役立ちます。さらし反物とは、布おむつや腹帯に使われている綿素材の布のこと。綿素材で肌にも優しく、長さも幅も自由なサイズにカット出来るので、利用用途は幅広いですよ。布巾、手拭き、マスク、おんぶ紐、乳児肌着、ケガの応急処置、生理用品など、マルチに活用できます。
カットするときははさみがなくとも、繊維に沿って手で切ることも出来ます。ご実家の着物の整理などの時に見つけたら、捨てずに防災備蓄グッズにしてくださいね。

さらし反物や古タオルはあるとマルチに活躍する便利グッズです

©一般社団法人 防災備蓄収納プランナー協会

普段使っているものを少し多めにストック

出典:www.photo-ac.com


断水になった場合、当たり前ですが水道から水は出ません。飲料や調理にはもちろん、水が供給されるまでは生活用水も必要になりますね。
歯を磨く、手を洗う、からだを拭く、洗濯をする、夏は体を冷やすなど、水は本当に貴重な資源になります。「一人1日3ℓ×7日分」に、さらにプラスαを用意することをおすすめします。
(注意)トイレなどの使用は排水管を確認してからにしてください。

食品用ラップフィルム


断水でから食器が自由に洗えない場合に使えます。食器にラップフィルムを貼り、使用後にはがして使用するといいですよ。断水中は食器をあらうこともままならないため、この方法でのりきれます。また、ラップは傷口の応急処置としても使えます。ラップは少し多めに家にあると安心なグッズのひとつです。

トイレットペーパー


トイレのみならず、ティッシュペーパーの代用にもなります。自由な長さにカットが出来ることも何かと便利です。トイレが使用出来る場合はもちろん流すことが出来ます。どちらかを多めに用意するならば、ティッシュペーパーよりもトイレットペーパーをおすすめします。

あると安心!応急処置に使える便利なもの

割りばし


食事はもちろんですが、ピンセットの代わりや添え木として応急処置に使えます。また、手で直接触りたくないものモノを掴む場合にも重宝しますよ。
古くなってしまった割りばしを見つけたら、捨てずに防災備蓄グッズに移動してください。

使い捨て薄手グローブ


災害時は手を自由に洗えない状況が考えられます。使い捨ての薄手グローブがあると調理の際やケガの応急処置を行うときなどに役立ちますよ。お子さんのおむつ交換の際にも使えます。

災害時、役に立つ身近なにあると便利なモノは身近にある

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コストをかけずに簡単に「防災備蓄」がはじめられることを知っていただけたでしょうか?
いつも使っているモノを多めにストックしておくと、その在庫が備蓄になります。また、日常では捨ててしまうモノでも、災害時は非常に役立つ便利なモノがたくさんあります。身近なモノが役に立ちますので、まずは身の回りのモノを見直してみてくださいね。

教えてくれたのは……

一般社団法人 防災備蓄収納プランナー協会 代表理事 長柴美恵
一般社団法人 防災備蓄収納プランナー協会:https://bichiku-shunou.or.jp/
東京都生まれ。埼玉県育ち。
2006年3月に収納ドクターの看板を立上げ、『安心と快適で心が輝く住まいに変える』ことを使命とし、お片付け促進役として活動をしてきた。モノ、紙、時間を整理する「整理収納お片付けコンサルタント」として、一般家庭のみならず、オフィス整理改善、企業との提携事業など、活動幅を広げてきた。
2012年10月、東北応援チームを設立(代表 長柴美恵)。仮設住宅にて収納イベントや仮設住居での収納作業など、5年に渡る活動の中で災害対策と防災備蓄の必要性を感じ『防災備蓄が当り前の日本』を目指して2016年6月一般社団法人 防災備蓄収納プランナー協会を設立。防災備蓄のための収納を構築するプランナーの育成を行っている。
2018年度農林水産省『あって良かった!食糧の家庭備蓄懇談会』委員を務める。

 

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