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~ピンクリボン月間に寄せて~ 【未病と膣トレ】小さな不調のサインに気づける自分になろう。

心と体

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連載:女性の体にマストな筋トレ「フランス式膣トレ」でキレイに!

自分の体と心の揺らぎ幅を理解する

膣トレを日常に取り入れることが重要です
イラスト:セキモト

女性の身体は日々揺らいでいます。その中で自分の不調や変化に気づけるようになることは、こうした「病気」を発見するうえでとても重要なことです。
若い頃と比べるとたるんでいく身体や、疲れたお顔をマジマジと眺めることは避けたいことの1つかもしれません。

けれども是非、自分に触れて、精神状態を含めた心身の変化を30代から40代にかけては日々意識していくことが重要です。

その重要なバロメーターの一つになりえるのが「生理」です。生理は月経とも称されるように、女性の身体は月の満ち欠けのように日々同じではなく、精神状態も含めて大きく波を描きます。ただし、いくつかの段階で個々の癖というか流れに一定の特徴が見られます。それに気づけると、普段の生活がグッと楽になってきますよ!

特に生理前後排卵から生理の時期にかけて骨盤は緩みますので、排卵頃から実はマッサージに行きたくなる女性が多いでしょう。骨盤が緩むことで肩や腰に強い張りを感じがちになるからです。同じく疲れを感じる人も多いでしょう。

イライラも同じです。お掃除をしたくなったり、甘いものを欲したりといった衝動も挙げられます。そういった毎月の流れを生理や排卵時期と併せて記録してみると、自分の流れが見えてきます。

まずは、そのためにも生理の状態を整えることが非常に大切です。排卵や生理を整えることで、自分の揺らぎ幅が見えてくると、些細な体調の変化や、普段と違う自分の反応にも気づきやすくなります。これは未病につながります。もちろん閉経に向けた更年期を察知する意味でも重要です。

こうした自分を見つめなおすためにも、膣トレは有効です。続けていると更年期も必要以上に怖がる必要がなくなるはずですよ。

膣トレが月経の安定とPMSの改善に

「膣トレ」の効果の代表的なものの一つに、月経の安定とPMSの改善というものがあります。膣トレで鍛えるインナーマッスルは体の主軸であり、骨盤のひどいゆがみも、骨盤底筋を含めた膣トレで鍛えられる筋肉が、最小限に引き留めてくれます。

より内臓に近い筋肉を養い毛細血管を復活させてくれることから、多くのクライアントさんから

「生理不順が改善した」
「経血量が安定した」
「排卵が整った」
「生理痛がなくなった」

など効果の反応を多数いただきます。

これは私だけでなく多くの医師やトレーナーの方が「膣トレ」に期待できる効果として挙げているものでもあります。

また、フランス式膣トレ呼吸法は、乱れがちな自律神経を整えてくれます。

地味ですが、排卵や生理の間隔や、経血量が定まりやすくなるということは、自分の体の些細な変化を気づく“物差し”を手に入れたも同然です。
期間や経血量が安定すると、膣トレで月経とその前後の精神的、肉体的な流れ、“揺らぎ”を理解できますので、例えば飲み会の誘いを「この時期は避けておこうかな」、イライラが募るこの時期は「あらかじめ家族に伝えておこうかな」などと運用することもできます。

マッサージも「整えても、すぐに骨盤がゆがむ時期だから今日のマッサージは我慢しよう」などと体調管理の上でも何かしらの対策を準備することができます。つまりそれは、自分の身体をより深く知ることに役立つんですよ。

膣トレをぜひ日常生活に取り入れてみてください。
基本は仰向けになり、膣スクイーズから膣エレベーターまで毎日少しずつ取り組んでみてください。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

ベルジェロン容子

ベルジェロン容子

アメリカ、フランスを中心に活躍するパーソナルトレーナー。フリーアナウンサー中村江里子氏をはじめ、パリの名だたるセレブ達を担当。43歳、3児(2,5,8歳)の母。 著書「フランス式1分膣トレ」(学研) はベストセラーに。アジア各国で翻訳版も発売予定。最新情報はInstagramにて。

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