ガッチリ下半身、下腹部ポッコリ、ハミ乳、垂れ乳…「オバサン体型」の原因は美意識!?
ママという職業は、台所に立っている時間が長かったり、子どもの目線に合わせたり、追いかけたりと、前屈みになることが多いですよね。そのため、どうしても猫背になりがち。
出産や加齢により、膣周辺の筋力が低下しています。悲しいことに、姿勢を良くしようとか、美意識の高いママほど、反り腰になっているってしっていましたか?
その原因はインナーの力が弱いからです。
その無理が祟って、外モモがパンパンに張り出してきて、ひざ上のお肉がモッコリ、下っ腹もポッコリしてきます。上半身は、ブラジャーからはみ出る部分のお肉が気になってきます。おまけに、猫背で巻き肩なのですから、悲しいほど完璧な“おばさん体型”が完成してしまいます。
これらの全てを、骨盤の歪みだとか運動不足、筋力低下だと誤解している人が大変多いのですが、実は違うんです。
ハードな運動はおすすめしないワケ
まず第一に、骨盤というのはそもそも「緩むもの」なんです。
生理前から緩み始め、生理期間は最も緩みます。そして排卵期に最も閉まるように緩やかに開閉するのです。閉経を迎えてなお、骨盤というのは非常に些細な力で調整が可能なことには変わりません。
そして、運動不足だからと言って、それまでの人生で取り組まなかったような運動を取り入れることはリスクがあることを認識しておいた方がいいのです。
確かに運動するとカロリー消化には役立ちます。しかし、骨の状態や、筋肉・関節の状態も緩やかに老化していくところで、過度な負荷になりかねません。
鍛えることで強くなるというお考えもあるでしょうが、老化というのは顔だけでないのです。弱くなったら部位にあえて鞭を打つようにする運動は、度を過ぎると未病や長生きを考えた時、そしてアンチエイジングを考えたときに特に女性には積極的におすすめしたいものではありません。
※この点は男性と極めて異なるところです。
この先長く健康に動けて、歩けて、孫が抱ける素敵なおばあちゃんになりたいのであればなおさら、不調を「運動不足」のせいにしてその解消のために自分の身体に見合わないほどの運動をやり過ぎることはお勧めしません。
もちろん適度(てきど)な運動は、必ず取り入れていただきたいです。
とはいえ、子育て世代のお母さんの体調が悪いと、家族の日常生活までマヒしてしまいますよね。
やり過ぎて疲れすぎるほどのエクササイズはその意味でも必要ありません。
一口に運動不足解消に運動しよう、筋トレしようといっても、その強さや量、バランスというさじ加減が重要で最も難しいのです。
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