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「結婚は人生の墓場」を感じる人と感じない人の唯一の違い#男性から見た夫のトリセツ

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 「結婚は人生の墓場」を感じる人と感じない人の唯一の違い#男性から見た夫のトリセツ

2020.11.29

日本唯一の家事シェア研究家の三木智有です。 「結婚は人生の墓場」なんて言葉、聞いたこと……いえ、感じたことはありますか? せっかく出会って家族になったのに、こんな言葉あんまりですよね。でも意外と感じたことがある人は多いようで……

結婚してから感じる「不自由なのに、大切にされない」やりきれなさ

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かつて、40代の先輩パパさんと接しながらよく言われていたのが「結婚は人生の墓場」ということでした。そしてその理由を聞くと、まだ20代だった自分には「そりゃ墓場だな」と思わせるようなことがたくさんあったのです。

  • お小遣い制で、稼いだお金を自由に使えない
  • 家に帰る時間も制約されて、生活すべてを管理されている気持ちになる
  • 家に帰ってもゆっくり休める居場所なんてない
  • 妻は子どもが生まれたら激変。子どもばっかりでかまってもらえなくなる

集約すると「お金も時間も不自由になる」「自分のことを蔑ろにされている気持ちになる」ということのようでした。
こうした話を毎晩のように飲み会の席で聞かされ、自分の父親の姿を思い浮かべたとき。

「ああ、こりゃ結婚は人生の墓場だわ」
としみじみと思ったものです。
でもそのときのぼくは「結婚はゴール」だと思っていたのです。「結婚は新しい家庭づくりのスタート」だなんて、思いもしなかったのです。

「わからない」ことが自由を奪う時代

当時の先輩パパたちはよく言っていました。

「生活費だとか、行政の支払いだとか細かいお金のことはわからないんだよ。男だからさ」
「早く帰ったからってやることも別にないんだよ。なのに家事の手伝いまでさせられてさ。辛いよ」
「子どもがまだ小さいからさ、どうやって相手したらいいかわからないし、やっぱりママのほうがいいんだよ」
「妻がなに考えてるかよくわからないんだよ。昔はよくわかり合ってたんだけど」

実際に結婚をして10年。40代になって6歳になる娘を育てている今ならわかります。
「わからない」と言って放置し続けた結果が「結婚は墓場」になっているんだな、と。

仕事のこと以外は全部「わからない」「知らない」。それを「知る必要がない」というベールで包み込んで見えないようにしてしまい、全てを妻に委ねれば自由がなくなるのなんて、もはや当たり前です。

つまり、結婚を墓場にしないために必要なたったひとつのこと。
それは「わかろうとする努力」です。

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わが家の家計に関してわかろうとする努力

「うちはお小遣い制なんだよ」と嘆いているのだとしたら、それはなぜ「お小遣い制」になったのでしょうか?
なぜ、お給料の管理をすべてパートナーに委ねているのでしょうか?
委ねること、お小遣い制、が悪いかどうかはわかりません。
ただ、家庭内のお金の流れや資産について、ちっともわかっていません、は大問題です。

夫婦が同じように家計に関する知識を持つこと。
これは、結婚生活を自由にするためには必須の知識だと思っています。
「お金のことはわからない」というのは「自由はいりません」というのと同義になってしまうかもしれません。

「子育て」と「わが子」のことをわかろうとする努力

いまはパパだろうとママだろうと子育てをすることは当たり前、という社会です。

「いや、自分の周りは全然そんなことないよ」という人もいるかと思いますが、その価値観で本当にパートナーと心地よい育児、家庭生活を送れるでしょうか?
育児についての情報、知識は至るところに溢れています。
「パパの役目は、キャッチボールができるようになってから」「やっぱりママじゃないと育児はできない」なんて気持ちでいると、家の中での居場所を失うことになりかねません。
ただし、どこかで読んできた「育児ノウハウ」を崇拝するのではなく、ご自身のお子さんをしっかりと「観察」することを忘れないで。
「ネットにはこう書いてあるけど、うちの子はこっちがいいよね」を夫婦で見つけていくのが育児です。

妻、夫のことをわかろうとする努力

「結婚をして、子どもが生まれて妻が変わった」と嘆くパパがいましたが、むしろ「なぜあなたは変わらないのだ?」という問題です。
「俺にはブレない軸がある!」ってことじゃなく、それはただ「成長も柔軟性もない人」というだけのことです。

子育てを通して、生活を通して、価値観が違うことなんて山程出てきます。
そうした違いや溝に、お互いが橋を掛け合うように寄り添うことで、お互いを理解し合えるようになるのだと思いませんか。

理想の家族は一日にしてならず。

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結婚をしてから、新しい家庭づくりは始まります。
子どもが生まれると、また家庭は新しく生まれ変わります。
その都度、「わかろうとすること」をし続けなければ、そこで結婚は墓場へと変わっていくのかもしれません。

でも、「わかろうとすること」を続けていけば結婚生活は、心地よい関係へと発展していくのだと思うのです。

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著者

三木智有

三木智有

NPO法人tadaima!代表 日本唯一の家事シェア研究家/子育て家庭のためのモヨウ替えコンサルタント 家事シェア研究家のnote:https://note.com/tomoari_miki

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