価値観は同じようにはそろわない
違いの大小はあれど、夫婦が心地よく関係を続けていく上で大切なことはなんでしょう。
夫婦といえども他人ですから、価値観の違いは多かれ少なかれ絶対にあります。それをどうとらえるのかについて、一番最初に言いたいことがあります。
それは、価値観の違いは埋めるものではなく、受け入れ合うものだ。ということ。
違いを埋めて、価値観を同じようにそろえていくことはできません。
でも、「夫は、そう考えているんだな」とその価値観を理解することはできます。その意見に対しての賛否や是非はいったん置いておいて、頭ごなしに否定したり理解できないと思うのではなく、1意見として受け入れる。
これが大事だと思うのです。
価値観の違いを感じた時に実際にやってほしいこと
まずは「価値観はそろえられない」と思うことが大事ですが、やはり日常の中で意見の対立はあります。そのときに「この人とはもうやっていけない! 価値観が違いすぎる!」と思わない方法をお伝えします。
- 言葉の表面だけでもいいので、相手の言葉を最後まで聞き、受け入れたらいったん落ち着きましょう。
- つぎに、もしもできるなら「相手がなぜそうした価値観を持っているのか」について相手になったつもりで考えてみてください。
- そして自分の価値観が生まれた背景を説明してみてください。
これは、僕自身が妻と意見が違ったときによくやる方法です。具体的に説明しますね。
衣類乾燥機について、以前妻と「価値観がずれた」ときの話です。
妻は乾燥機で乾いた衣類をそのままにしておいても、気にならないタイプ。むしろそこから次着る服を取り出せば合理的だよね、と考えます。
一方でぼくは、手間だけど畳んでしまいたいタイプ。
この価値観の違いに、「正しさ」を振りかざして、溝を埋めようとしても意味はまったくありません。どっちが正しいかなんてことは、どうでもいいのです。
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