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夫へのイライラで体調不良に!?夫源病から脱出するための3つの“声がけ” #男性から見た夫のトリセツ

家族・人間関係

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2020.10.25

こんにちは、日本唯一の家事シェア研究家の三木智有です。 何年か前に話題になった”夫源病”。コロナ禍における夫の在宅ワークをキッカケにまたにわかに騒がれ始めているようです。 今日は、この”夫源病”から脱出するための3つの”声がけ”をご紹介します。

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連載:男性から見た夫のトリセツ

夫源病ってなんだっけ?

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”夫源病”とは、正式な病名ではありませんが、夫が原因でストレスが溜まってしまうことを指すようです。たとえば、

□ 夫は外では愛想がよくても家では不機嫌
□ 妻の具合が悪くても「ご飯は?」と詰め寄る
□ 家族は自分が養っているのだと自負している
□ 仕事以外での交流や友人が少ない

※ 参照:夫源病セルフチェック

夫が、妻にとって”生活を営むためのパートナー”ではなくて”ケアするべきやっかいな存在”であると夫源病になってしまいやすいのかもしれません。

こうした夫と上手に生活をともにしていくのは、なかなか大変かもしれません。
でも諦めてしまう前に、すこしお互いの関係を変えていくための工夫をしてみてはいかがでしょうか。

「コミュニケーションを変えよう」というとかなり大変そうですが、「声がけ」を工夫してみるだけなら、チャレンジできそうな気がしませんか?

声がけ①「明日は朝ごはんのあと、掃除するから一緒によろしくね」

家事育児のストレスがたまるポイントは2つあります。
ひとつは、「自分が忙しくしてるのに、ダラダラしてるパートナーの姿を目にしたとき」
ふたつ目は「家事育児のお願いをするとき。また、お願いをされるとき」

この2つのイライラポイントを軽減させるのが、相手のスケジュールを先に確保してしまうこの声がけ。
タイミングも、頼む内容もなんでも構いません。大切なのは「いつ頼むから、そのつもりでいてね」ということ。そして「一緒に動く」ことです。

頼まれる側も、場当たり的に頼まれたり、何も言われずに「察してよ」と不機嫌になられると、身構えてしまいます。そして、身構えることが攻撃的で意固地な態度となって現れることがある。
なので、頼むときは「スケジュールを確保」することを意識してみましょう!

声がけ②「お風呂までには、食器洗い終わらせるようにしよう」

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人は、行動の引き金(トリガー)を引かれると「コントロールされている」気持ちになってイラッとしてしまいます。
頼んだことや、自分でやると約束したことはすぐにでもやって欲しいと思うのが人情ではありますが、ほんの一工夫で相手の捉え方が変わるのです。
それが「やり始めるタイミングではなく、締切を決めること」です。
「ご飯を食べ終わったらすぐに洗い物をシンクに運んで」よりも「洗い物をはじめるまでに、食器をシンクに運ぶようにしよう」のほうが、自分のタイミングで動きやすい。
「遊び終わったら片付けして」よりも「お出かけまでにきれいに片付けておくこと」の方が習慣化しやすいのです。

お子さんにも使えるこの声がけ、ぜひ変えてみてください。

声がけ③「今週は“ひとり時間“いつにする?」

夫婦とはいえ、ずっとずっといつも一緒だと息が詰まる。いくら仲良しだって、ひとりになりたい時はあるものです。
だから、ひとり時間を過ごすことを前提にして、さらりと時間を確保してしまいましょう。
そしてそのひとり時間をお互いにつくるのです。お互いつくる、ということは相手がひとり時間を過ごしている間は、自分もひとり時間を過ごすことができます。厳密には、子どもと一緒に過ごす時間だったりするかもしれませんが、少なくとも夫とは離れられる(笑)

大切なのは「子ども面倒を見てほしいの」という押し付ける話し合いではなく「ひとり時間をお互い満喫しましょう」という少しでも前向きな話し合いに持っていくことです。
そして、「ひとり時間を過ごすためには、家族にリスクを背負わせている」ということをお互いが確認しあいます。

夫だけが、いつでも自由にひとり時間を満喫するなんて不公平は、今日でもうおしまい!

 

 

夫源病を脱するための3つの声がけをご紹介しました。
声がけそのものよりも、その声がけをする理由を考えて、相手への伝え方を変えればきっと関係も変わってくるはずです!

 

三木 智有
NPO法人tadaima!代表 日本唯一の家事シェア研究家 子育て家庭のためのモヨウ替えコンサルタント。初の著書『家事でモメない部屋づくり(ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)』は好評発売中!
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著者

三木智有

三木智有

NPO法人tadaima!代表 日本唯一の家事シェア研究家/子育て家庭のためのモヨウ替えコンサルタント。著書に『家族全員自分で動く チーム家事』がある。

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