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家事育児と仕事の両立はムリゲーに近い。男女で「分かり合えない」感が生まれるワケ #男性からみた夫のトリセツ

家族・人間関係

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 家庭と仕事の両立…ってけっこう難しんです…

2021.07.11

日本唯一の家事シェア研究家・子育て家庭のためのモヨウ替えコンサルタントの三木智有です。 こんな肩書を見るとみなさん「仕事しながらも家事も育児もちゃんと分担する、何なら主担当でやるような意識高い系の人なんだろうな」なんて思う人もいるかもしれません。 しかし、僕はつい最近まで「主担当で家事を担い、家族の健康や生活を支える」という世の主婦の方々がやっていることを一人では経験したことがなかったようです。 仕事して、家事をして……久しぶりに「これは限界に近いな」と精魂尽き果てた経験から見えた「本当の家事シェア」についてお話したいと思います。

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連載:男性から見た夫のトリセツ

【連載】男性から見た夫のトリセツ

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もくじ

家事育児と仕事の両立はムリゲーに近い
家事育児について男女が「分かり合えない」感が生まれるポイントはコレだ
家事育児と仕事の両立、長距離走のと短距離走の違い
苦しさを作る要素は
折れるのはちょっとしたキッカケ
夫婦共働きがスタンダードなら、家族の在り方も変えていこう

家事育児と仕事の両立はムリゲーに近い

同じ「走る」という競技でも、「長距離走」と「短距離走」では全く違う……なんて言いだしたら「そりゃそうでしょ」って感じですよね。

これ、パートナー同士で理解し合えない「家事・育児と仕事のジレンマ」もこの話で理解できるって気付いたんです。

すごくプライべートなことで恐縮ですが、ここ数か月、引っ越しに始まり、妻の新しい仕事のスタート、娘の小学校入学などのサポートをしながら仕事をした結果、精魂尽き果ててしまい、久々に「限界かも」と思った経験をしました。

この経験から痛感したこと、それが冒頭の1文になります。

家事育児について男女が「分かり合えない」感が生まれるポイントはコレだ

夫婦出典:stock.adobe.com

今年に入ってからの数ヶ月、家事をして家族を支える主担当として動いています。

今年から小学生となった娘の送り迎えで、15:30には仕事を終えなくてはならない。そのための仕事の調整も、骨が折れた。
そんな苦労は露知らず、めいっぱい学校を楽しんでくる娘は、帰り道でもはしゃいだりグズったりを繰り返す。
嫌がる娘を引き連れて買い物、もしくは一度家に送ってからお留守番をさせて再度買い物に出る。
ご飯を作り、お風呂に入り、寝かしつけをするころには精魂共に尽き果てている。

そんな毎日を送っています(現在進行形です)。

娘が生まれてからの6年間、様々な生活環境の変化はありつつも、こうした毎日を過ごしてきた……んだけども、それはやはり妻と一緒に乗り越えてきた。1人でこれを数年、長いと数十年もやりきるのは計り知れない疲労が蓄積するということを実感したんです。

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