ポジティブな変化に気づく!
日々一緒に暮らしていれば、いつもネタになることがあるわけでもないし、いつも通りでとくに話し合うこともないものです。
でも、昨日と今日がいくら似ていても全く同じではないように、小さな変化はあるものです。
とくにポジティブな変化は気がついてもらえると、とても嬉しい。いや、自分に自覚がなくてもポジティブな変化を示されると嬉しくなるものです。
「ちょっと、顎のラインがほっそりしたんじゃない?」
「いつもより、なんか顔色よさそうだけどいいことあった?」
「今日のスーツの組み合わせ、素敵だと思うな。ネクタイとシャツの組み合わせかな?」
「今夜はいつもより早く帰ってこれたんだね。さすが! 仕事順調だったの??」
など。どんな些細なことでもいいのです。しかも、ポイントはそのポジティブな変化が勘違いであっても構わない点です。
「ちょっと痩せた?」
「いや、むしろ太ったんだよー。痩せたように見える?」
「太ったのかー! それじゃ晩ごはんちょっと調整したほうがいいかもね」
など。大事なのは「あなたに対して無関心じゃないよ」というメッセージと、些細なことを会話にしていけることそのものなのです。
ネガティブな変化に気づく!
同じように、ネガティブな変化にも気が付き、寄り添うとこれも会話のキッカケになります。
ただし、相手が「不愉快に感じる」だろう変化は口にしないほうがいいです。大切なのは、そのネガティブに対して自分が寄り添うことができるかどうかです。
なので、
「最近老けたんじゃない?」
「すっかりメタボになっちゃったね」
なんてのは、それを軽口で言える関係ならまだしも、言うことで相手を傷つけてしまう可能性があるので言い方には要注意です。
こんな風に聞いてみると、寄り添ってもらっている感じがして不快になりにくいと思います。
「顔色悪いけど、最近疲れ気味なんじゃない?」
「その服もちょっと古くなってきちゃったね。新しい服もそろそろ欲しいよね?」
「なんか仕事大変そうだね。けっこうシンドいの?」
これもポジティブな変化同様、勘違いだったとしても構いません。
「最近疲れ気味?」「いや、そんなことないけど」「なんだか、夜あんまり眠れていないみたいだったから大丈夫かなと思って」「ああ、そういえば最近寝付き悪いかもなぁ」
なんて風に、会話が広がっていけばいいのです。
思いがけない悩みや、本音がポロリと聞けるかもしれません。
バリエーション豊かなあいづちは会話の潤滑油
嫌いな相手や、どうしようもなくつまらない話を聞くとき、あなたはどんなあいづちを打ちますか?
「へぇ〜!」「そうなんだ! 知らなかった! それでそれで?」「そうそう! めっちゃ共感する!!」なんてあいづちは絶対にしないはずです。
「あぁ」「うん」「へー」というような、棒読み調のあいづちをするのが精一杯ではないでしょうか。
つまり、この棒読み調のあいづちは、相手の会話を打ち切りたいという意思表示にもなりえるのです。
もしもパートナーとの会話のときに、そのような棒読み調のあいづちを打っているとしたら、会話が深まっていかないのは当然です。
「だけど、パートナーの話、実際につまらないんだもん」
なんてこともあるかもしれません。でも、これはスキルです。あなたのあいづち一つで、相手の会話をコントロールできる楽しさを味わってみてください(笑)
気持ちを拾う問いかけ
「パートナーの話に共感もできないし、理解もできない」ということもあるかもしれません。
とくに仕事の話などは、細かいこともわからなかったりします。
そんなときは、事象ではなく感情に着目してみましょう。
「取引先とのこんなやり取りがあって、こんなことがあって・・・商談が成立したんだよ」
「そうなんだ! 色々あったみたいだけど、いまホッとしてるんじゃない? すごく嬉しそう」
「ホントにさ。この商談がまとまらなかったらって思ったら不安でさ〜」
と。別に取引の内容なんてわからなくていいんです。大事なのは話し手がどんな感情になったか。
それがポジティブなら一緒に喜びを楽しめばいいし、ネガティブなら話し手以上に悔しがればいい。
きっと、パートナーはあなたとの会話が楽しく感じられるようになり、少しずつ自然と会話が増えていくでしょう。
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