【クイズ】お正月にかかせない「おせち」漢字で書ける?
答え「お節、御節」
もともとは、お正月に限ったものではなく、日本の節会(古くから伝わる、天皇の公式行事)や、季節の行事である節句(端午の節句、七夕など)の際に食べれる料理の総称でした。
この節会や節句の中で、一番重要な日が「お正月」だったので、「お節=お正月」という認識が定着したというわけなんです。
この「お節」、一昔前は主婦の味方といってもいい、素敵なお弁当でした。昔は、現代のような家電もないため、女性は一日中家事に追われる日々。でも、お正月の三が日だけは、この「お節」を食べ続けることで、女性を炊事から開放して労る、という意味があったんです。
また、ガスや電気がなかった時代は「かまど」を日常的に使用していました。かまどには火の神様が宿ると信じられていたため、三が日は火の神様を休ませるために、お節を作ったという、信仰的な一面もあったようです。
文/池田ゆき
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