連載記事

【正しいのはどっち?】「あり得る」の正しい読み方「ありえる」「ありうる」どっち? #40代の新常識向上委員会

カルチャー

2021.04.08

当たり前に使っていた言葉や、自分の中で疑うことのなかった常識が、もし間違っていたとしたら……。悲しいかな、恥をかくだけ。40代の大人には、もう誰も親切に指摘してくれません。だからこそ、「40代にありがち」「今さら聞けない」「もしかして時代遅れ!?」な常識をあなたに変わって徹底調査! 最新の大人のマナーや常識をアップデートしていきます。

広告

連載:【40代の新常識向上委員会】もしかして間違ってる!? 自分の知識をアップデート! 

クイズ:「あり得る」なんて読む?

ありえる?ありうる?

みなさんは「ありうる」「ありえる」どちらを使っていますか?

 

答え「ありうる」「ありえる」どちらもOK!?

現在は上記の2つ、どちらの読み方も認められています。ですが、数年前まで「あり得る」の読み方は「ありうる」一択。

こうなった背景を調べていくと、言葉の使い方の面白さを知ることができます。

そもそも「あり得る(ありうる)」は文語「ありう」の連体形を終止につかったものが「ありうる」なんだとか。
ただし、「得る」は「える」とも読めるので「ありえる」と読めてしまいます。しかも、「ありうる」の否定形はなぜか「ありうない」ではなく「ありえない」……ややこしいですね。

いまでは「ありうる」と正しく読むことを知っていても会話のなかでは「ありえる」と使う人が多くなり、どちらも使用可というところが多いようです。

日本語の発音に厳しいとされているNHKでも、第1376回放送用語委員会で、「あり得る」の読み方は「ありうる」だけから、第1読みを「ありうる」とし、第2読みとして「ありえる」も承認されたそうですよ。

広告
saitaとは

連載記事

【40代の新常識向上委員会】もしかして間違ってる!? 自分の知識をアップデート! 

広告

人気記事ランキング

ランキングをもっと見る